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年度末、持ち帰った子どもの作品で家が埋もれそうなママへ【おかたづけ日和】前編

3月は年度末。幼稚園や保育園から大量の作品が持ち帰られる季節ですね。でも、その作品たち、しっかり保存できていますか?子どもの絵や工作で自宅が埋もれないために、整理収納コンサルタントの小堀さんに「子どもの作品のおかたづけ」について教えてもらいました。

悲しいかな、感動には賞味期限がある現実

年度末、園や学校から絵や工作をたくさん持ち帰る季節ですね。どれもこれも、がんばった子どもたちの成長の証。大事に思い出として取っておこう…と思いますよね。

でも、「その先」のことを考えていますか?

最初は「こんなに上手にできたのね!」と感動した作品。初めて「顔」が描けた時はうれしくて、何枚も何枚も大切に取っておいた絵。

しかし、子どもはどんどん上達します。1年後見てみると、「あれ?こんなのだったかな?」「どれも同じような絵かも…」と思ったほどではなかったりします。ましてや数年も経ってしまうと、「これ誰の?上の子のかな?何歳の頃だっけ?」と親の記憶も曖昧になってしまうことも、また現実なのです。

作品を残すのなら、コンパクトに、見やすく

また、保存状態の問題もあります。

まとめてしまっておいた絵は、何年も経つうちに紙は黄ばみ、クレヨンは色褪せて見づらくなります。

棚に何となく置いておいた工作は、子どもが手に持って遊んだり、掃除で動かすうちに、糊がはがれ、グシャグシャになってしまうことも。

思い出の作品も、高価な美術品も、人目に触れてこそ輝くもの。目的もなくしまったままで劣化させては意味がありません。しまいこむだけなら思い切って手放し、残すなら「コンパクトに、見やすく」。

年度末のこの機を逃さず、作品のおかたづけをして、残したい子どもの作品を未来へつなげましょう。

ありがちNG例!もう飾る場所がない!置いておくうちに壊れる工作

園でつくった作品など、とにかくかさばる工作。ごちゃごちゃと飾っているうちに壊れてしまい、ボロボロになってから捨てることも…。

作品は持って帰った時のキレイなうちに、写真に撮ってアルバムやデータで残しましょう。お面や冠なら、子どもが被った状態で撮ると楽しい思い出になります。

制作中の様子や、作品を手に持った状態で写真に撮ると、子どもの成長も一緒に残せて一石二鳥。絵は、園に飾ってある状態のままで撮れば、持ち帰り時にシワになってしまう心配もなく、おすすめです。

後編は、「子どもの絵を季節のディスプレイにするコツ」(更新は、3/19の予定です)

整理収納コンサルタント 小堀 愛生(こぼり めぐみ)さん
3児の母。『SSS-Style+(エスエスエス-スタイルプラス)』主宰。NPO法人ハウスキーピング協会認定講師・二級建築士・キッチンスペシャリスト・インテリアコーディネーター等資格を保有。親・子の片づけマスターインストラクターとしても活動中。
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