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「育てやすい子」のはずが、保育園入園で哺乳瓶を拒否! 落ち込みました。【ママの履歴書・前編】

子育てしながら働くのって、シンドイ、大変そう…。この先には何があるの…?
そんなママへ、少しだけ先を歩く、隣りの働きママからのメッセージ「ママの履歴書」。

今回は、クルールきょうと版編集室増田紗恵子さんの履歴書の前編をお届けします。



増田紗恵子さん
Saeko Masada
4歳の女の子のママ。クルールきょうと版の編集や広告営業に携わる。夫は関東地方に単身赴任のため、長女と2人暮らし中。勤務10年目。

 

紗恵子ママのLife Charts

 

育休中もついつい達成感を求めてしまった日々

妊娠当時も現在も、職場で子どものいる女性は私だけ。でも、子育てに理解のある職場ですし、3人の子どもを育てながら働いている私の母の姿を見ていたせいか、妊娠がわかった時も「ワーキングマザーか、でも何とかなるかな」と楽観的な私がいました。

業務の引き継ぎが済み、いよいよ産休・育休へ。育児休暇中に没頭したことは、家事をスムーズにするために家具の配置を考えたり、イギリスの子育てを参考に赤ちゃんの生活リズムを整えること。

というと、「すごいママ」みたいですが、要は私は“達成感”がほしかったんですね。仕事をしていると、達成すべき目標があったり、業務の〆切も次々やってきます。

でも、0歳児って何かを教えようにも、ほとんど何もできない(笑)。寝返りなど、「やった、できた!」という節目の瞬間もそうそう頻繁にはやってきません。

そんな毎日の中、私は何かで達成感を得ようと必死だったんです。

妊娠4カ月時にシンガポール旅行へ。定番のマーライオンと。

 

哺乳瓶を受け付けない!保育園入園での挫折感

生後7カ月で長女は保育園に入園し、私は職場に復帰しました。もともと人見知りの激しかった長女。でも、それ以外はいつもニコニコしていて、とても育てやすい赤ちゃんだったんです。

ただ、母乳で育ててしまったので、哺乳瓶を受け付けなくて。復帰前にも練習はしたものの全くダメ。でも、「きっとすぐ慣れるだろう…」とそのまま入園したところ、やっぱりミルクが飲めず、「家でも練習してください」と保育園で叱られてしまいました。

それまでいい子だっただけに、我が子が「ダメな子」の烙印を押されてしまったようで、その時はひどく落ち込みましたね。結局すぐに離乳食が始まり、ご飯はパクパク食べてくれたので、事なきを得たのですが。

夫が単身赴任…!しんどい時はうどんに頼ります

長女が3歳の頃、念願の自宅を新築し、引っ越し。長女も新居近くの保育園に転園しました。ところが、そんな順風満帆とも思えた3カ月後、夫の転勤が決まってしまったんです。私たち2人を残し、夫は関東地方へ単身赴任。

そこから、自分の仕事のやり方も変わりましたね。単身赴任の前は、週2~3回は夫が保育園のお迎えに行ってくれ、残業することもできました。でも、今は週5回、お迎えに行けるのは私だけ。そうなると、絶対に18時には会社を出ないといけない!デッドラインが決まっている分、自然と仕事のスピードが上がりました。

また、先を見越してスケジュールを立てるのもうまくなりましたね。「この時期は忙しそうだから、義母にヘルプに来てもらおう」とか、「長女に鼻水が出ているから、明日あたり熱が出るかも」など、一種の予知能力まで身についた気がします。

そうはいっても、「自分が倒れてしまうと、長女の面倒を見る人がいない」というプレッシャーは常にあります。毎週水曜日くらいから精神的にも身体的にもしんどくなってきて、「あと2日がんばろう!」と自分に言い聞かせるんです。

一番きつい時は他県から2時間かけて来てくれる義母にヘルプを頼みますが、そこまでじゃない時は家事を手抜きして対応。

洗濯物は積み上がり、夕食のメニューはうどんになります(笑)。もちろん乾燥機や食洗機はフル活用。そうやって、何とか週末までを乗り切っています。

(後編は、8月4日(金)更新予定です。)

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