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ボーナス、 どうやって貯めるの?【かしこママ】

そろそろボーナスシーズンですね。ご家族で心待ちにしているのではないでしょうか。ボーナスは、まとまったお金をもらえるチャンス。せっかくだから上手に貯めて、少しでも増やしたいもの。今回は、そんなコツをお伝えします!

ボーナスが出たら3分の1~半分を貯める

ボーナスは、まとまったお金をもらえるチャンス。「クレジットカードのボーナス払いがあって、全部なくなる予定」という人がいますが、これはとっても危険。ボーナスは突然出なくなったり、減額されたりすることもあるのでアテにしすぎないようにしましょう。また、ボーナスが出たら、先に3分の1~半分は、必ず貯めるようにしたいですね。

貯めるといっても、そのまま普通預金の口座に入れっぱなしでは×。なんとなく残高が多いような気がして、ムダな出費が増え、貯めたはずのボーナスを結局使ってしまうからです。

金利アップキャンペーンを狙ってみよう

上手に貯めるには、「貯蓄専用口座」をつくるのがコツです。ボーナスから貯める分を、この口座に移してしまいましょう。オススメは、ネット銀行の定期預金。給与振込口座を都市銀行や地方銀行、ゆうちょ銀行にしている方が多いと思うので、貯蓄専用口座としてネット銀行を使うと、使うお金貯めるお金が分かれ、わかりやすくなるんですよ。

さらに、ボーナスシーズンの金利アップキャンペーンが狙い目。ネット銀行は、一般の銀行と比べて、店舗などの経費がかからない分、金利が少し高め。ボーナスシーズンは、さらに金利を上げることが多いのでチェックしてみてください。

金利が高くなると、利子も増えます。例えば、50万円を1年間預ける際の利子は、金利0.025%なら125円ですが、0.2%なら1,000円になります(いずれも税引前)。「貯める」だけでなく「増やす」意識を持つことも大事ですよ。

定期預金は6カ月か1年ものの「自動継続」がオススメ

定期預金に預ける期間は、3カ月、6カ月、1年、5年とさまざまですが、現在は超低金利なので、長期間金利を固定しないように、「6カ月」か「1年」がオススメ。「満期解約」ではなく、「自動継続」の設定にしておくと、満期が来たら自動的に預けかえてくれて便利です。

もう少しお金をふやしたい人は、個人向け国債の「変動10」を候補に入れてもいいでしょう。

10年満期ですが、半年ごとに金利が見直されるので、将来金利が上がった場合にも恩恵を受けられます。基本的に1年たてば中途換金も可能。ただし、中途換金の際に〝調整額というお金が差し引かれるので、そのまま持ち続けた方がおトクですね。この先5年以上は使わないというお金を預けるのに向いています。

個人向け国債は証券会社やゆうちょ銀行などで、1万円から購入できます。一部の金融機関では、個人向け国債の購入金額に応じて、キャッシュバックされるなど、さまざまなキャンペーンもあるので、チェックしてみてください。

ボーナスを貯めれば、総貯蓄額はいっきに増えます。まずは、3分の1~半分を必ず貯めるようにして、預け先をちょっと変えてみるのがコツ。ぜひご家族で、ボーナスの預け先と、残ったお金をどのように使いたいか、話し合ってみてくださいね。

 

(この記事はクルール2015年4月号に掲載した記事に加筆・修正したものです。)

西山美紀さん
ライター、ファイナンシャルプランナー。All About貯蓄ガイド。7歳の男の子と5歳の女の子のママ。子どもがいる目線を大事にしながら、毎日がオトクに楽しくなるマネー情報を発信するほか、女性の生き方などをテーマに執筆活動中。
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