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子どもの小学校入学で困った 「スーパー」と「ひらがな」【きかせて、子そだて】

お笑いトリオ「森三中」の大島美幸さんは、小学1年生の子どものママでもあります。そんな大島さんは、子どもが小学校に入学したことで、生活にも変化があったそう。保育園時代とはどこが変わった?何か戸惑ったことはある?共働きかぞくが直面しがちな「小一の壁」の対応は?お話を聞きました。

小学校入学で気づいた 「朝はスーパーが開いてない」

息子が小学生になって気づいたのは、「朝早いとスーパーがやっていない」ということですね。

あまり料理が得意じゃないので、「残り物でパパッとつくる」というのができなくて、レシピ通りに食材を買ってこないと夕食がつくれないんです。保育園時代は、毎朝9時に息子を園まで送ってから、スーパーに寄って買い物をし、一旦家に食材を持ち帰った後に、仕事に出発していたんですが、小学校は8時には登校。その時間だとスーパーが開いてなくて、しょうがなく、夕方に学童保育に迎えに行ってから、息子と一緒に買い物に行く流れに変わりました。

「小一の壁」なんて言われたりしますが、保育園は仕事が遅くなるときには夕食も出て、20時までお願いすることもできたけど、息子の通う公立小学校の学童保育は、コロナ禍ということもあって19時15分が最終。18時を過ぎると、残っているのは4~5人だったりして、「息子に申し訳ないな」という気持ちになってしまって焦りますね。テレビの収録だと、自分の都合で切り上げたりはできないですし。なるべく事前に余裕を持って仕事のスケジュールを組んでもらっているので、そこはマネージャーさんに感謝ですね。

ロケでしばらく家を空けるようなときは、息子の世話は夫に全面的に頼んでいます。ときには、近くに住む妹や友達に助けてもらうことも。甘えられるものには甘えるようにしています(笑)。

家族みんなでひらがなを学習 パパ自作のドリルも

小学校に入るまで、息子には読み書きを何も教えてこなかったんですよ。周りのママ友からは、「最初は『この字なんて読むの?』と尋ねるところから、読み書きに入っていく子が多いよ」と聞いていたので、「興味を持つまで待っていよう」と思っていたら、そのまま幼児期を通り過ぎてしまって、小学校に上がるまで興味を持たなかったんです。おかげで小学校に入学してからも、ひらがなをなかなか覚えられなくて困りました。

面談で学校の先生に「息子のような、読み書きができない子はクラスにいますか?」と尋ねたら、「1人2人はいます」と答えられて、「そんなに少ないのか…」と。私が子どもの頃はもっといた気がしますが、今は違うんですね。

そこで、「息子に申し訳なかったな」と反省して、家族3人で急遽文字や算数に取り組みました。夫は自作のドリルをつくって与えたり、コミュニケーションの一つとして楽しく一緒に勉強。週1回は家庭教師も頼みました。

その甲斐あって秋頃には息子もひらがなから漢字まで読めるようになって、先生にも「できるようになりました!」と太鼓判を押され、一安心。ホッとしましたね。

夏休みの自由研究は 今年見た映画ランキング

夫は脚本家や映画監督もしていて、普段からよく映画を見るのですが、息子もその影響で映画好き。そこで、夏休みの自由研究は、「ぼくが今年映画館で見た映画ランキング」にしました。私も表紙の文字をデコるなど手伝いました。

息子には、これからも「好き」を伸ばしていってほしいな、と思っています。今は、映画とゲームかな。私自身は昔から服が好きで、本当はスタイリストになりたかったんです。もちろんお笑いも好きで、友達の勧めをきっかけに芸人になりましたけど。芸人を目指してからは、面白い人に囲まれてとにかく楽しかったですね。息子にも、いろんな刺激を受けて、楽しく夢中になれる道を見つけてほしいな、と思います。

 

 

森三中ube

おやつを持ち寄ってトークしたり、「掃除好きの大島さんが友人の家を掃除する」など、3人が楽しく配信する、森三中の公式YouTube。大島さんがダンスや歌などに本気で挑戦するサブチャンネル「大島本気チャンネル」もあります。

大島 美幸さん
1980年生まれ。吉本興業に所属するお笑いトリオ「森三中」のメンバー。日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」などにレギュラー出演。夫は放送作家の鈴木おさむさん。小学1年生(7歳)の息子がいる。
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