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読者の相談に、ママFPが家計診断!【ママFP 西山美紀のマネーレッスン】

今回の家計のお悩みは

数年後に家を建てたいけれど、現在赤字家計。
「どこを見直したらいい?」と悩む2人のお子さんのママです。

【相談者のプロフィール】
ママ40歳・パパ48歳・7歳(男の子)・5歳(女の子)/賃貸マンション/車2台あり(車両ローンなし)

 

チェックポイント❶

毎月必ずかかる通信費は見直しどころ。
固定電話の必要性を考えるほか、 スマホも見直しを。

チェックポイント❷

保険は、割安なプランも増えているので、 時々見直しを。
他社も含めて見比べることで、 下げられる可能性大。

チェックポイント❸

教育費がかかりそうだとわかっていれば、 早めに積み立てをアップ。
多く貯めておけば、他のことにも使えます。

いくつか見直しにトライして 毎月プラスの家計にかえよう

3〜4年後に実家の土地に家を建てたいというご相談者さん。パパがキャンプにハマってキャンプ用品購入が増えていることと、コロナ禍で控えている家族旅行や帰省を今後再開したら、さらに支出が増え、住宅購入ができるかと不安だそうです。

現在、毎月貯蓄ができていないので早急に家計の見直しをしましょう。固定電話を使う機会がなければ、思いきって解約するのも手。スマホは、5分以内の通話無料で月3000円程度でもあるので検討を。さらに安い格安スマホも選択肢です。また、保険の保障内容が重なっているようなので、カットできそう。現在加入中の大手保険会社以外にも、ネットで入れる保険会社なら同じ保障内容でも安くなる場合が。HP上のシミュレーションをしてみるほか、チャットで問い合わせできる場合もあるので確認を。保険を乗り換える場合は、空白期間ができないように、新しい保険に加入できてから、古い保険を解約しましょう。

副業で農業もしていて、少しの収入と家族分の野菜ができるとのこと。野菜を活かして食費をもう少し下げる余地がありそう。また、パパのお弁当持参(おにぎりを持参して、おかずを買う手も)が可能なら、パパの小遣いを少し下げる相談をして、貯蓄にまわせるといいでしょう。教育費は、17歳で1人400万円貯まる学資保険があり、がんばっていますね。ただ、将来理系の可能性があるそうなので、あと100万円ほど上乗せしたいところ。児童手当を使わずに貯めて、教育費として別取りを。教育費が余ったら、老後資金や住宅購入後のローン繰り上げ返済としても使えますよ。

西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。
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