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料理を学ぶ毎日が、 今はとても楽しい【ママのじかん割】

今回のママProfile:荒川 真理子さん

16歳・4歳・1歳の三姉妹のママ。5年前に再婚し、次女・三女を出産。
今春、13年勤務した会社を退職し、調理師を目指して大学校で勉強中。栃木県在住。

子どもの偏食と自分の入院で 食の大切さを再発見

私自身、三姉妹の末っ子で両親は共働きだったけど、母が週1回娘と一緒に料理をする「クッキングデー」をつくってくれたおかげで、料理好きに育ちました。

現在は会社を退職、今春から料理の道に進むべく調理師を目指して1年間大学校に通っています。  調理師を志した理由の一つは、次女の偏食に悩んだこと。特に野菜が嫌いで一緒に料理をしても何をしても食べない。食事って本来楽しくて、発見があって、幸せな時間なのに、彼女にとっては苦痛なものになってしまっていて、そんな状況を変えたかったんです。

極め付けは、昨年のコロナ禍での三女出産でした。切迫早産で2週間入院となり、誰とも面会できず、ベッドの上で絶対安静で毎日一番の楽しみは三度の食事。本当においしくて、「私も料理で誰かを勇気づけたい」と思いました。

夫が育休を取ってサポート 高1の長女と並んで勉強

調理師の資格を取りたいとは思ったものの、4月から学校に通うとなると、三女の慣らし保育と重なってしまいます。短時間の保育では、学校に通うのは無理…。夫に相談すると、「育休取るよ」と保育園の送迎や育児、家事、たくさんのことを代わってくれることになりました。

今は週5日学校に行き、調理実習に加えて食品衛生や管理、調理理論などの座学も学んでいます。長年主婦として何となくやっていた料理の手順が、「そういう意味だったのか!」と納得と発見の連続です。  同級生の多くは18歳だけど、クラスの4分の1は社会人。年下からも年上からも刺激を受ける日々です。高校に入学した長女とノートを並べて宿題をするのも励みになるし、何より「料理を毎日学べる」ということが、本当に楽しくて。

卒業したら、園や病院などの集団調理の現場で働きたいです。

 

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