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読者の相談に、ママFPが家計診断!【ママFP 西山美紀のマネーレッスン】

今回の家計のお悩みは

「預貯金だけでは増えず、投資をした方がいいのか」と、パパとお金の話がしにくく、一人悩み中のママさんです。

【相談者のプロフィール】
ママ35歳・パパ38歳・2歳(女の子)/賃貸マンション/車あり(車両ローンなし)

チェックポイント❶

パパとお金の話をするために、信頼できるサイトのライフプラン診断コーナーなどを使ってみよう

チェックポイント❷

貯蓄は普通預金口座に入れっぱなしにすると危険!新しく「貯蓄専用口座」をつくって、別どりしよう

チェックポイント❸

老後資金のイデコを始める前に、つみたてNISAで少額で投資信託の積み立てを経験していこう

まずは今後のお金について パパと話し合ってみよう

「預貯金ではお金が増えず、投資した方がよいのか…」と悩む相談者さん。美容師のパパは、将来自分のお店を持ちたいと考えているよう。「でもその時期も金額もわからず、マイホームも買いたいけれど先が見通せません」と話します。

格安スマホに替えたり、お小遣い制を守ったりとがんばっていますね。保険は、以前慌てて入ってしまったそうなので見直したいところ。貯蓄性の学資保険に入っているので、パパママの保険は掛け捨ての安いものを選びましょう。パパの貯蓄意識が低いのもお悩みだそうで、おすすめはFP協会のHPにある「ライフプラン診断」(無料)で、今後のライフプランを夫婦で話し合ってみること。HP上で簡単な質問に答えていくと、今後の収支や貯蓄の一例がグラフで出るんですよ。スマホで数字を見ながら話ができて、パパも前のめりになると思います。

普通預金に貯蓄を入れているとうっかり使ってしまうので、400万円のうち、300万円ほどを「貯蓄専用口座」として別の銀行口座を開いて移しましょう。ネット銀行の定期預金なら、金利がやや高め。家計を見ると、もう1~2万円くらい毎月の積み立てを増やせそうです。

投資に関心があるとのこと。今後住宅を買う可能性もあるので、イデコの前に「つみたてNISA」で投資信託の積み立てを経験しましょう。世界中の株に分散投資できるタイプで、少額(ネット証券なら月100円から可能)から始めて、慣れたら月1万円くらいに増やしてみては。それからイデコの制度を調べてみましょう。ネット証券は手数料が安めなのでおすすめです。

西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。12歳の男の子と10歳の女の子のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。
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