ヘルシーでお手軽な保存食、 野菜のピクルス。 週末にピクルスを漬けておけば、 平日の献立に大活躍! 休日は色とりどりの野菜を漬けながら、親子の時間を過ごしてみませんか?
今回モデルをつとめてくれたのは、映画好きの裕子ママと5歳の結衣(ゆい)ちゃん。
「20歳前後の頃、お酢がダイエットにいいと聞いて、よくピクルスをつくっていたんです」という裕子ママ。完成したピクルスを刻んでタルタルソースにしたり、さまざまなメニューにアレンジできるのも、ピクルスの魅力だそう。そんな裕子ママと一緒に、5歳の結衣ちゃんもピクルスづくりにチャレンジ!
普段から料理のお手伝いをよくするという結衣ちゃん。包丁さばきがしっかりしていて、キュウリを切るのもお手の物♪ ただ、そんな結衣ちゃんも食べ物の好き嫌いは多く、裕子ママはメニューのアイデアにはいつも知恵を絞っているのだそう。
そこで、食卓の一品にピクルス、いかがでしょう?
「いいかも! こんなにいっぱいの種類の野菜を一度に漬けられるなんて思いませんでした。キュウリやダイコンのピクルスなら結衣も喜んで食べてくれそう。久しぶりにピクルスを漬けてみようかな」
自家製ピクルス、ぜひつくってみてくださいね♪
「そのまま・きざむ・混ぜる」ピクルス三段活用
食卓を彩る一品として そのまま食べるのはもちろん、 きざんでディップやソースに 混ぜて使えるのも、 ピクルスのお役立ちな点。 基本のピクルスに加え、 多様なアレンジレシピもご紹介します。
お好みの野菜を一度に同時漬け ~基本のピクルスのつくりかた
【材料】
<ピクルス液>
*リンゴ酢…200ml
*水…200ml
*砂糖…40g
*塩…8g
*ローリエ…1枚
*ホールコショウ…10粒程度
<漬ける野菜>
キュウリ、キャベツ、パプリカ、ニンジン、プチトマト、レモン、ウズラの卵……各適量
【つくり方】
❶洗って煮沸消毒をしたビンに、スティック状に切った野菜・スライスしたレモンを入れる(※プチトマトは湯むきをし、ピクルス液が冷めた後に加える)。
❷鍋にピクルス液の材料をすべて入れ、沸騰させた後、❶に注ぎ入れる。
❸ビンの蓋を閉めて常温に置き、液が冷めたら冷蔵庫へ。2時間後から食べられ、約2週間冷蔵庫で保存できます(取り出す際は、清潔な箸などを使ってくださいね)。
きざむ ~きざみピクルス
【材料】
*お好みのピクルス…適量
【つくり方】
ピクルスをみじん切りにする。
きざむ ~キャベツのザワークラウト風
【材料】
*キャベツのピクルス…適量
【つくり方】
キャベツのピクルスを千切りにする。
きざむ・混ぜる ~タルタルソ―ス
【材料】
*キュウリのピクルス…大さじ3
*ウズラの卵のピクルス…大さじ3
*マヨネーズ…大さじ2
*パセリのみじん切り…少々
【つくり方】
❶キュウリのピクルス、ウズラの卵のピクルスをそれぞれみじん切りにする。
❷❶とマヨネーズ、パセリのみじん切りをよく混ぜる。
きざむ・混ぜる ~サルサソース
【材料】
*プチトマトのピクルス…100g
*タマネギ…30g
*すりおろしニンニク…少々
*塩・コショウ…少々
【つくり方】
❶プチトマトのピクルスとタマネギをそれぞれみじん切りにする。
❷ボウルに❶とすりおろしニンニク、塩・コショウを入れ、よく混ぜる。
知ってますか?お酢のはなし
お酢には「疲労回復」や「食欲増進」などの効果のほか、細菌の増殖を抑えて食品の腐敗を防ぐ作用もあります。暑くなるこれからの季節、健康で暮らすための力がいっぱいです。
どう使い分ける?お酢の特徴
リンゴ酢
リンゴ果汁を主原料にしたお酢。ドレッシングやマリネなどにぴったり。
米酢
米からつくる、米のおいしさを活かした お酢。すし飯に最適です。
穀物酢
麦・酒粕・米などをブレンドして醸造。 さまざまな料理に合います。
撮影場所:栃木ハウス
撮影:b-studio、コーディネート:湯原耐子、 ヘアメイク:野澤麻美、企画・レシピ:金原恵美
(この記事はクルール2016年6月号特集「お休みは、野菜を漬けよう。週末ピクルス」を加筆・修正して掲載しています)