海に囲まれた日本だからこそ食べられる、海の幸がたっぷりのごはんレシピを、ビストロパパこと滝村雅晴さんに教わるコーナー。調理が不慣れな魚も、魚屋さんを味方にすればぐんと身近に。魚屋さんで上手にお買い物するコツもお伝えします。子どものお手伝いならぬ「子手伝い」の手も借りながら、親子でつくってみてくださいね。
実はかんたん・安上がり! いわしのかば焼きをつくるには?
あったかごはんの上にのせて、山椒をかけて食べる「いわしのかば焼き」。おいしいですよね。凝った料理のようで、実はタレをかけて煮るだけ。意外と簡単です。しかも、うなぎのかば焼きとなるといい値段しますが、いわしなら一匹100円しない値段で魚屋さんに並んでいます。家庭でもぜひつくって食べてみてください。
魚屋さんに行ってみよう!
いわしのかば焼きをつくるには、いわしを開かないといけません。この手間は魚屋さんにおまかせして、「いわしを手開きにできますか?」とお願いしてみてください。「喜んで!」とやってくれる魚屋さんを見つけましょう。魚屋さんも、魚好きの家族を増やしたいはず。
魚屋さんにきいてみよう!
いわしのかば焼き レシピ
材料
*いわし…3~4匹
*片栗粉…少々
*オリーブオイル…大さじ1
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*しょうゆ…大さじ4
*みりん…大さじ2
*酒…大さじ2
*砂糖…大さじ1
*しょうがのすりおろし…1かけ分
つくり方
・山椒
・いわしの水気を拭き取る
・片栗粉をまぶす
いわしのミニ知識
魚へんに“弱い”と書いて鰯(いわし)。その字の通り、痛みやすく、うろこがはがれやすく、腹も破れやすい。きれいないわしは新鮮な証拠、見かけたら、ぜひ食卓に並べましょう。いわしは栄養価も高く、血液中の中性脂肪を減らし血液をサラサラにしてくれるEPA(エイコサペンタエン酸の略)がたっぷり含まれています。ちなみにEPAは、ぶり、さんま、さば、あじ、鯛などの魚に多く含まれています。