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読者の相談に、ママFPが家計診断!【ママFP 西山美紀のマネーレッスン】

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5歳の子どもがいる専業主婦のママ。「預貯金がなく、教育費が心配。社会復帰のハードルも高くて…」とお悩みです。

【相談者のプロフィール】
ママ30歳・パパ30歳・5歳(男の子)/ 購入マンション(ローンあり)/車なし

チェックポイント❶
私立大学なら高3に500万円の教育費があれば安心。高校までは、家計から学費を出すようにしよう。

チェックポイント❷
住宅ローンを変動金利で借りている場合は注意。金利上昇でも返せるよう、預貯金を増やして備えて。

チェックポイント❸
健康診断を、年1回など定期的に受けよう!元気に過ごせれば将来の医療費削減にもなるはず。

 

今後の住宅ローンのことも考え預貯金をしっかり増やそう!

5歳の子どもがいる専業主婦のママ。将来の教育費について不安だそう。ただ、子どもが18歳のときに学資保険で500万円ほど出るので、大学の費用としては大丈夫そう。高校までは、できるだけ貯蓄を取り崩さず、年収のなかでやりくりしていきたいですね。

夫婦ではお金の話はあまりせず、パパの判断で投資性商品が多く、預貯金があまりない様子。無理のない範囲で、夫婦で少しずつお金の話ができるといいですね。一つ要注意なのが、変動金利の住宅ローン。今後金利が上がると月の返済額が増えるため、預貯金を増やして備えましょう。まずは50万円、達成できたら100万円、200万円とゴールを決めて、貯蓄専用口座に貯めてみては?今は大手銀行口座のみなので、ソニー銀行や楽天銀行などのネット銀行にすると、金利がやや高めで◎。ムダ遣いが多いと悩んでいるとのことで、「月2万円や3万円などを先に貯めてから→使う」という流れにするといいですよ!

長い間専業主婦とのこと。働いて収入を得ることに興味はあるけれど、生理前後の痛みが強く「働きに出る勇気が出ない」と、ママ。その件で病院に行っていないそうなので、ぜひ早めに行ってくださいね。また、健康診断は10年以上受けていないそう。会社員なら職場で健康診断をすすめられますが、専業主婦の方は自主的に行く必要あり。自治体の健康診断のほか、パパの健康保険組合の被扶養者向けの健康診断があるかもしれないので確認を。ぜひ、定期的に年1回は受けるようにしましょう。将来の医療費削減にもなり、元気でいられれば、働きやすくなって収入にもつながると思います。

西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる! お金の増やし方』(主婦の友社)も好評発売中!
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