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読者の相談に、ママFPが家計診断!【ママFP 西山美紀のマネーレッスン】

今回のご相談はこちら

男子3人の共働きママ。「食費がたくさんかかって大変!お金を上手に増やすには、どうしたらいい?」というご相談です。

【相談者のプロフィール】
ママ32歳・パパ35歳・12歳(男の子)・8歳(男の子)・ 6歳(男の子)/購入一軒家/車2台(車両ローンなし)

チェックポイント❶
一つの銀行で預金額1000万円を超えないように ネット銀行も活用して上手に分けよう!

チェックポイント❷
ふるさと納税をして返礼品に食品を選ぶと 食費が助かるはず。ポータルサイトのチェックを。

チェックポイント❸
子どもの教育資金は他の貯蓄とは分けて貯めよう。 預貯金と投資信託の積み立ての合わせ技が◎。

預金が増えたら銀行を分けよう 少額で投資も始めるのも一案

男子3人がいるママ。「もっと外食したり、お惣菜を買ったりと楽をしたいですが、5人分でお金がかかるので料理をがんばっています」と、外食は月1回ほどだそう。週1回、1週間分の買い物をして、 まとめ買いのお肉などを冷凍保存。パパママともに、月1万円のお小遣い以外は使わないようにするなどで、貯蓄1000万円を達成。がんばっていますね!

注意したいのが、銀行が万一破綻した場合、保証されるのが1000万円とその利息までという点。そのため、他の銀行にも分けて預けましょう。ネット銀行では、ボーナスシーズンに定期預金の金利アップキャンペーンをしていることも。800万円を預け替えて、金利が今より0・2%アップした場合、利息が年1万6000円(税引前)プラスになります!

ふるさと納税もおすすめ。年収から見ると、年7万円ほど(詳細はふるさと納税ポータルサイトで確認を)まで、パパがふるさと納税をするとお得に活用できそう。お米やお肉などの返礼品を選ぶと、食費が助かるかも。確定申告かワンストップ特例制度の手続きを忘れずに。「楽天ふるさと納税」や「さとふる」などのサイトをパパと一緒にチェックしてみましょう。

そして、子どもの「大学以降の教育資金」を別口座で貯めましょう。高3夏までに、一人300万円以上が目安。今後の物価上昇を考えると、投資をプラスするのも一案。貯蓄がたくさんあるので、例えば月1万円をNISAの「つみたて投資枠」で投資信託を積み立て、さらに月5万円を預貯金で積み立ててみては。慣れたら、投資信託の積み立てを少し増やすのもよいでしょう。

西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『お金の増やし方』(主婦の友社)等。
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