今回のご相談はこちら
「子どもの大学の教育費」と「将来のマンション購入」について不安のある、シングルママのご相談です。
【相談者のプロフィール】
ママ35歳・4歳(男の子)/実家の一軒家/車1台(車両ローンなし)
チェックポイント❶
私立大学で一人暮らしの可能性があるなら、高3夏までに500~700万円の教育費を準備しよう。
チェックポイント❷
住宅ローン返済はずっと続くので、要注意。「毎月の返済額」から考えて、無理のない物件価格を。
チェックポイント❸
マンションを買う時期をある程度決めたら、頭金などの専用口座をつくって、準備を進めよう。
毎月のローン返済額から購入物件価格を考えよう
4歳のお子さんを育てる公務員のシングルママ。「万一自分に何かあったときに、生活をしていけなくなるのでは」と心配だそう。今は実家暮らしで、いつか駅前のマンションを購入希望で、お子さんの大学資金も気になっています。30歳までに1000万円貯蓄を目標にして達成し、現在は約1800万円!無駄な支出も見当たらず、がんばっていますね。
まず大学資金は、私立で一人暮らしなら、高3夏までに500~700万円あると安心です。専用貯蓄口座をつくって、移しても◎です。
世界中の株に投資する、コストの安い投資信託を上手に積み立てていますね。今のペースだと、7年後には、仮に年4%の利回りなら2300万円ほどの資産になりそう。大学費用700万円を引くと、残り1600万円ほどですね。7年後にマンション購入を想定し、住宅ローン返済を月5万円、ボーナスから20万円として、固定金利2%、23年ローン(ママ42歳から65歳まで)で試算すると、借入金額は約1800万円が目安。もし頭金と諸経費で1000万円とすると、2800万円ほどの物件が目安です。中古物件も含めて、早めにリサーチしておきたいですね。
ただし、投資は不確かなもので、あくまでも現段階での目安です。マンション購入時期に相場が暴落していたら大変。マンションを買う時期を決めたら、頭金の専用貯蓄口座をつくって、元本保証の預貯金を増やしておくといいでしょう。預貯金が大きく減るか、月の支出が増えたら、毎月の投資額を少し減らすとよいと思います。
投資信託は、来年からは新NISAを使って、税金がかからない仕組みで積み立てていきましょう。