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明かりには、懐中電灯よりも 断然「LEDランタン」!【ふだんのBOSAI】

必要になるのは、今日かもしれない。 普段の防災は、不断の防災。

明かりには、懐中電灯よりも 断然「LEDランタン」!

01 LEDランタンは 最低3個は必要

停電し、真っ暗な自宅で過ごすことになったら、必要なのがLEDランタン。家族で暮らしているなら、リビング・キッチン・トイレ用に最低3個は用意しましょう。

02 トイレなら 「スマホ+ペットボトル」でも

トイレの照明用なら、「懐中電灯にレジ袋をかぶせる」「スマホのライトにペットボトル」などでも代用OK。スポーツドリンク入りのペットボトルなら、さらに光が拡散して明るさが増します。

03 ヘッドライトも 家族の人数分準備!

「知人を助けに行く」「救援物資が夜に届く」など、被災地では夜でも行動する必要に迫られます。そんなときは両手が空くヘッドライトが必須。家族の人数分用意しましょう。

停電で必要なのは、 部屋全体を照らせる明かり

「もし災害が起きたら在宅避難を選ぶ人が多い」と予想される今、大切なのは在宅避難の備え。

災害時に停電が起こることを考えると、「明かり」の準備は必須です。ところが、「明かりを備えましょう」というと、圧倒的に多くの方がイメージするのが、「懐中電灯」なんです。停電になって真っ暗な部屋で家族が過ごすとなったら、必要なのは「部屋全体を照らすもの」。一方向を照らす懐中電灯では用途が違うのですが、皆さん勘違いしているんですね。

そこで、備えておきたいのが、部屋全体を照らせる「LEDランタン」。今はキャンプも人気なので、さまざまな種類のものが出ています。明るくて点灯時間が長く、安定感があって倒れにくい、国内メーカー製のLEDランタンも、ネット通販で千円台で購入できます。子育て中の家族なら、リビング・キッチン・トイレ用として、最低3個は必要でしょう。

とはいえ、「せっかくある懐中電灯も使いたい」という気持ちもわかります。そんな場合は、水の入ったペットボトルを上に置いたり、白いレジ袋をかぶせると、光が拡散し、照明として使えます。トイレ用程度なら、スマホのライトをオンにし、上にペットボトルを置くだけでも十分でしょう。

では、「手元の明かりは不要?」というと、そうではなく、災害時には夜に外出することもあります。そんなときに必要になるのは、両手の空くヘッドライト。赤ちゃんには不要ですが、歩けるなら幼児にも必要です。家族の人数分用意しておきましょう。

永田 宏和さん
NPO法人プラス・アーツ理事長。兵庫県西宮市生まれ。大学で建築を学び、大学院ではまちづくりを専攻。阪神・淡路大震災10周年記念事業で、楽しく学ぶ新しいカタチの防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」を開発。
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