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読者の相談に、ママFPが家計診断!【ママFP 西山美紀のマネーレッスン】

今回の家計のお悩みは

パート勤めに疲れて、専業主婦になった2児のママ。
「収入がなくてもやっていける?」というご相談です。

【相談者のプロフィール】
ママ36歳・パパ36歳・7歳(男の子)・3歳(男の子)/
購入一軒家/車2台あり(車両ローンなし)

チェックポイント❶

保険は、勧められるままに入ってしまいがちですが、
公的なお金も出るので、保険の入りすぎには注意。

チェックポイント❷

iDeCoやふるさと納税も、ぜひ始めてみましょう。
書籍でも解説があるので、確認してみてください。

チェックポイント❸

再びママが年100万円以上稼げると、 10年で1000万円。
教育やレジャーなど選択肢が増えそう!

節約&貯蓄上手でご立派! 落ち着いたら再就職も手

パート勤務で疲れ、幼児教育・保育の無償化になる今春に専業主婦に。家計が大丈夫かお悩みです。

自炊がお好きで、食材を小分け冷凍など、上手に抑えています。スマホは、格安のものに変更予定だそう。がんばっていますね!

要検討は、保険。高額の医療費がかかっても、高額療養費制度といって、一般的な年収なら月9万円ほどが自己負担額の上限ですし、公務員のパパの手当も手厚いので、医療保険はネットで加入できる割安なものへ見直しても。パパに万一の時は遺族年金があり、住宅ローンは団体信用生命保険でなくなるので、生命保険の増額は不要。また普通預金は超低金利でもったいないので、ソニー銀行など、金利が高めのネット銀行の定期預金に預けてみては?

iDeCoやふるさと納税に関心があるそう。公務員は、月額上限額が1万2000円なので、その範囲で世界中の株に投資する投資信託を選ぶのもよいでしょう。掛け金が全額所得控除となり、税金が減るので、手取り収入が増えるのもメリット。ふるさと納税は、勤務先への書類提出を気にされていますが、個人で行うことなので不要。ふるさと納税ポータルサイト(ふるさとチョイスや楽天ふるさと納税等)から選んで寄付し、確定申告をするか、条件を満たせば「ワンストップ特例制度」という確定申告不要な方法もあり。返礼品として、お米やお肉など、地方自慢の食材も選べますよ。

節約&貯蓄上手で、当面大きな心配はありませんが、元気が出てきたら再就職もおすすめ。自分の世界が広がり、貯蓄がさらにアップでき、子どもの将来の選択肢も増やしてあげられると思います。

西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。新刊『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる! お金の増やし方』(主婦の友社)も発売!
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