子育てしながら働くのって、シンドイ、大変そう…。この先には何があるの…?
そんなママへ、少しだけ先を歩く、隣りの働きママからのメッセージ「ママの履歴書」。
今回は、「ママの起業」という道を選んだ佳子ママの履歴書の後編をお届けします。(前編はこちら)
佳子ママ
Yoshiko Mama
5歳・3歳の子どものママ。ビジネスコーチングのコーチ、ポーセラーツ教室主催、コミュニティサイト「おけいこ.comTONOERU」代表として活動中。クルールひろしま版で起業ママのための「ドリカム塾」講師も務める。
「教えて」と言われて、独学でセミナーを開講
ポーセラーツ教室が順調に軌道に乗ったことで、周囲の起業ママから「どうやったらそんなにうまくいくの?」とアドバイスを求められることも多くなりました。同じポーセラーツやアイシングクッキーなど、集客や運営に苦労している講師の先生が周りにいたんですね。
そこで、そんな質問に応えてセミナーを開くようになりました。自分でやっていたことをそのままお伝えするだけの、全くの独学のセミナーです。ところがおかげさまで人気が出て、専業主婦や企業に勤めている人など、受講者がどんどん増えていきました。
人に「教えて」と言われることに応えているうちに、セミナーのテーマも、教室運営からワークライフバランスやスケジュール管理、「目標達成の方法」など多岐に渡るように。そんな中でコーチングを知り、資格を取得。今では、ポーセラーツよりもコーチングがメインの活動になっています。
子育てが大変すぎて、起業の苦労は感じなかった
「子ども2人を育てながら起業なんて、すごい!」と言われることもよくあります。でも、当時は育児が大変すぎて、仕事の方はあんまり大変と思わなかったんですよ(笑)。
1時間おきに目を覚ます息子の世話は、もう眠くて眠くて。そんな子育ての大変さに比べれば、起業という夢へ向かう努力は苦労とは感じませんでした。
当時も今も、家庭と仕事の両立はスケジュール管理で乗り切っています。
「来週は仕事がみっちり入っていて忙しそうだな」と思ったら、毎日更新しているブログを週末にまとめて予約投稿するなど時間をやりくりして、子育てと仕事のバランスをとるようにしています。
「自分にはできない」と足踏みをしているママへ
「子育てしながら働くなんて自分には無理」「起業なんて私にはできないんじゃないか」と足踏みしているママもたくさんいます。そんなママに私がいつも言っているのは、「できるできないじゃなく、やるかやらないか、だよ」ということ。
子育て中のママって、並べようと思えばいくつでも「できない理由」は並べられるんです。でも、「子どもが小さいから」「資金がないから」「夫が反対しているから」と言い訳していたら、私自身も今になっても何もできていなかったはず。
だから、その「できない理由」は一旦置いておいて、「自分がやるかやらないか」だけで考えてみてください。むしろやってみてから考えてもいいくらい。一歩踏み出してみないと何も始まらないんです。
私も子どもが2歳と0歳の時、勢いだけで飛び込みました。これからは、迷うママの背中を押していきたいですね。