「また出しっぱなしにして!」「早くかたづけなさい!」とついガミガミ 怒ってしまう…。
そんなイライラにさようなら♪ 「子どもが自分でできる」おかたづけ術をご紹介します。
「自分でできた!」を叶える 仕掛けをつくりましょう!
時間がたっぷりある夏休みは、親子でおかたづけに取り組むチャンスです。
子どものおかたづけのポイントは「自分でできた!」を体感できる仕掛けづくり。子どもの目線に立ち、収納ボックスは小さく、しまうモノも少なくしましょう。
どこに何をしまうかわかりやすくするために、ボックスのラベルには絵や写真を使うのがおすすめです。
そして「僕のおもちゃが無くなっちゃった!」「みつからないよ〜」などの「困った!」経験も、とても大切!「困った」経験からたくさんの気づきを得て、おかたづけ上手になっていきますよ♪
ではさっそく、そのためのコツをご紹介していきましょう。
「自分でできた!」を叶える子どもとおかたづけのコツ
服は枚数少なめに ブックスタンドで立てちゃおう!
子どもの服をたたんで引き出しにしまう時は、年齢に合わせて枚数を少なめにしましょう。
薄い金属製のブックスタンドを活用し、服が倒れないようにすると、出し入れしやすくなりますよ♪
自分に必要な服の種類や枚数を、子どもと一緒に決めることで選ぶ力が育まれます。
おもちゃは小さな箱へ 1BOXに1種類
なんでも隠せるようにと、つい、大きな箱に収納しがち。
でも、子どもが扱いやすいのは固い素材でできた小さな箱。1つの箱に1種類、とシンプルに分けるだけで、子どももしまいやすくなります。
子どもは自分のものを把握でき、ものがなくなった時に気づく力が育まれます。
絵や写真で わかりやすいラベルを♪
どこに何をしまうのか、絵や写真のラベルにして、わかりやすくしましょう。
写真のように、ズボンの絵を描けば、子どもは「ここにズボンをしまう」とわかります。この仕掛けをつくることで、自分1人でしまえるように。ママがいなくてもおかたづけを続ける力がつきます。
“整理収納”対策術
A~Cのうち、最も多くチェックがついたものが、あなたのタイプ。1つでも該当したらその予備軍かも。
【A】
□ 部品が揃っていないおもちゃがある
□ 「かたづけしなさい!」とつい怒ってしまう
□ ガチャガチャの容器がなんとなくとってある
□ ついつい子どものかたづけを自分でやってしまう
□ レアなおもちゃと聞くと、つい買ってあげてしまう
【B】
□ ゲーム機とソフトが別々の場所にある
□ 子ども部屋から移動してきたものがリビングを占領
□ DVDのケースをあけると違うDVDが入っている
□ 「あの絵本どこ〜?」とよく子どもに聞かれる
□ 子どもの遊ぶ場所が決まっていない
【C】
□ とりあえず大きなおもちゃ箱にいれて隠す
□ 使わないおもちゃもとりあえず一緒に詰め込む
□ 細々としたおもちゃが部屋のあちこちに分散している
□ おもちゃが分類されていない
□ 「とりあえず」置いたモノがあちこちに
【A】が一番多かったあなたは…
“選別戦士キメルンジャー” に変身!
いるモノといらないモノを決めるのは自分! 使わないモノには「ありがとう」を言ってさようならしましょう。
【B】が一番多かったあなたは…
“定位置戦士モドスンジャー” に変身!
「ゲーム」「おままごと」など、使うモノをグループに分けて1つのカゴで管理するのがおすすめ♪
【C】が一番多かったあなたは…
“隠さぬ戦士オープンジャー” に変身!
「とりあえず」が多いあなたは、空きスペースに空のBOXを置くなど、常に2割スペースを空けておきましょう。
(この記事はクルール2015年8月号「おかたづけ日和」を加筆・修正して掲載しています。)