今回モデルをつとめてくれたのは、看護師として勤務する美紀ママと、6歳の葵彩(あおい)ちゃん。
家から小学校まで距離があるので、美紀ママは毎朝、小学校・幼稚園・職場内託児所を順番に回り、3人の子どもたちを送り届けてから出勤しているそう。もちろん勤務後のお迎えも3カ所。 「帰って来てからも習いごとへ送ったり、息をつく暇もないですね(笑)」
そんな慌ただしい毎日を送る美紀ママと葵彩ちゃんが、梅シロップづくりを体験。
初めてのシロップづくり、という葵彩ちゃんですが、上手に梅を拭いたりビンを揺すったりしてくれました。既にできあがった梅シロップも味見して「おいしい!」とニッコリ。
「梅シロップって、梅と氷砂糖を入れておくだけでできちゃうんですね!」と美紀ママ。
「漬けたビンを窓辺に飾って眺めるだけでも素敵だし、自然の味が活きたおやつの材料になるのもうれしいな。毎日揺すって観察するなんて、まるで自由研究みたい! ぜひ家でもつくってみたいです♪」
それではさっそく、爽やかな夏の味覚「梅シロップ」を親子でつくってみましょう!
爽やかな初夏の香り。梅は 夏のサプリです
保存食は、今のような冷蔵・輸送技術が なかった頃からの工夫。 梅の実でつくる、あま~い「梅シロップ」は、その1つです。昔から「体にいい」と言われてきた梅は、食中毒予防や夏バテ防止の強い味方でもあります。梅のチカラを借りて、暑い夏も元気に過ごしましょう♪ 初夏の青梅を使った場合はできるまでに1カ月かかりますが、冷凍梅なら1週間でできあがります。ブルーベリーや柑橘など、他のフルーツを使ってもできますよ。
梅シロップのつくり方
【材料】
1ℓのビン1本分 *冷凍梅…500g *氷砂糖…500g
【 POINT】
保存方法は、シロップから梅を取り除き、耐熱性のビンに移してフタをし、ビンごと煮沸消毒。冷蔵庫保管で1年くらい持ちます。梅の他にも、お好みのフルーツでシロップをつくってみてくださいね。
シロップを使ったアレンジおやつをつくろう
グミ
【材料】
10cm×6cmくらいの容器1つ分
*お好みのシロップ…70cc
*水…大さじ2
*粉ゼラチン…10~12g
【つくり方】
❶粉ゼラチンに分量の水を振り入れ、ふやかす。
❷小鍋にシロップを入れて弱火にかけ、沸騰する前に火を止め、❶を加えてよく混ぜる。
❸容器に流し込み、冷蔵庫で30分冷やし固める。お好みの大きさに切る。
※ゼラチンの量が多いため、常温保存で大丈夫。3日くらいで食べきって。
シロップソーダ
【材料】
コップ1杯分
*お好みのシロップ…大さじ2
*炭酸水…適量
*氷…適宜
*ミント…適宜
【つくり方】
❶コップにシロップと氷を入れる。炭酸水をそっと注ぎ、軽く混ぜる。お好みでミントをかざる。
バニラアイス シロップがけ
【材料】
*お好みのシロップ(写真はブルーベリーシロップ)…適量 *バニラアイス…適量
【つくり方】
❶お皿にバニラアイスを盛り、お好みのシロップ(と果実)を添える。
シロップができあがるまで~シロップかんさつ日記
1日目
まだまだ氷砂糖は 形が残ってる。 梅もピチピチ。
3日目
梅がしわしわに…。 氷砂糖が溶けて、 下にたまってきた!
7日目
梅はしぼんで、 プカプカ浮いてる。 完成かな?
どんな香り? どんな色?
漬かった梅の実を 取り出して、 そっと匂いを かいでみました。
取り出した梅を 味見してみたよ。
「酸っぱくておいしい~」 なかなか好評、 梅の実の味。
撮影場所:マレアハウスデザイン
撮影:b-studio、コーディネート:湯原耐子、 ヘアメイク:野澤麻美、企画・レシピ:金原恵美
(この記事はクルール2015年6月号特集「まいにちできてくシロップ ダイアリー」を加筆・修正して掲載しています)