忙しい毎日に、ちょっとの工夫をプラスして。
料理家の小堀紀代美さんが、
暮らしの愉しみ方を教えてくれました。
丁寧に炊いたごはんは、いつもよりおいしい
日々のごはんを土鍋で炊いています。
おいしいごはんを炊くポイントは、優しく丁寧に研ぐこと。お米ができるだけ割れないように、水が透明になるまでサラサラ研ぎます。
最後はザルにあげ、お米を流水の中でふるって、割れたお米を流します。
割れたお米の欠片は糊のようになってしまうので、欠片を取りのぞくことでお米が一粒一粒生きてきます。
忙しい毎日の中で、いつもよりプラス5分。
丁寧に向き合って炊いたごはんは、いつもよりおいしい。テーブルを囲む笑顔もきっと違うはずです。
土鍋でおいしいごはんを炊くレシピ
①研いだお米と水(お米2合に対して水1カップ)を土鍋に入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にする。
②10分たったら蓋を取り、強火にして10秒水分をとばす。
③火を止めて蓋をしたら10分蒸らして出来あがり。
おいしいごはんと 器の関係
お茶碗を、その日のお料理や気分に合わせて選びます。
夫婦茶碗でなくても、家族全員一緒でなくても良いのです。気に入ったものがあれば手に取って、一つでも購入したりします。
器を「選ぶ」というのも、おいしさのうちですよ。
(この記事はクルール2014年12月号に掲載した記事に加筆・修正したものです。)