ママが知っておきたいマナーのあれこれを、マナーデザイナーの岩下宣子先生に教えていただくコーナー。これを読んで、すてきママを目指しましょう!
今回は「挨拶」のマナーについてのお話です。
ご縁の始まりとなるのが、挨拶
挨拶は人生という旅路のパスポート
「挨拶とお辞儀は人生のパスポート」と言ったのは、作家の吉川英治とか。
確かに、行きはあっても帰りのない人生は旅のようなもの。その道中ではさまざまな人と出会い、人生を豊かなものにしてくれます。そのご縁の始まりとなるのが挨拶です。
挨拶とはまさに、人生という旅路で欠かせないパスポートなんですね。みなさんもぜひ、感じの良い挨拶を身につけて、すてきなご縁をたくさんつくっていきましょう。
好感を持たれる挨拶とは?
まずは、笑顔です。笑顔は「あなたに好感を持っていますよ」というサイン。
人の心は鏡のようなもので、相手に好意を持てば、好意が返ってきます。嫌だと思えば、相手からも「嫌だ」が返ってきます。何時も最高の笑顔で挨拶するクセをつけましょう。
お辞儀の仕方によっても、印象が変わります。日本のお辞儀は三息の礼と言われるように、吸いながら下げていき、下で息をはいて、また吸いながら頭を上げるのが基本です。挨拶は、言葉の終わりから頭を下げて言うと、表情と言葉が相手に届いて、より感じの良い挨拶になりますよ。
またお辞儀の前後には、アイコンタクトを忘れずに。会った時に目をそらすのは、悪気がなくても嫌な感じを与えてしまいます。
心をこめて、丁寧に「愛拶」しましょう。
ママのマナーチェック!
Q.ママ友をつくるコツとは?
岩下先生の解説
ママ友もご縁ですから、無理につくろうと焦る必要はありませんが、お友達になりたいと思ったら次のことを心がけてみましょう。
①派手な服装より自分に合った清潔な服装(人は見た目で判断します)。
②明るく元気な挨拶。
③挨拶の時に相手の名前を呼びかける。
④自分より相手の話を聞く。
⑤相手の関心ごとを話題にする。
⑥心からほめる。
(この記事はクルール2012年6月号「ママの品格」を加筆・修正して掲載しています。)