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長ズボンでリュックサック【ふだんのBOSAI】

「つくってみた体験」が、災害時の力になる。

災害で大きな被害が予想されるときや、既に大きな災害が起こってしまったあとに、避難所への避難が呼びかけられることがあります。災害時はテレビやラジオ、ウェブサイトなどを通じた市町村からの避難情報に注意するとともに、日頃から避難場所を確かめておきましょう。

01 長めのロープで、ズボンの両方のすそをまとめてしばる。

02 しばったすそを折りたたみ、ロープの両はしをベルト通しに通す。

03 ズボンの中に運びたいものを入れ、ロープをしっかり結ぶ。ズボンの両足の部分に腕を通して背負う。

2Lのペットボトルが2本運べて、両手が空く

地震や台風など、災害時のための用意はとても大切ですが、実際の災害時には、予想もしなかったことが起こるものです。そんなとき、少しの工夫や技があれば、必要なものの代用品をつくることができます。普段から工夫して工作をしてみることで、いざというときに「これが使えるかも」と考える力も育めます。ぜひ親子で考えながらつくってみてくださいね。

災害時には学校や地域の体育館などが避難所になります。避難所へ行くときや、避難所で配られた水などを運ぶときは、両手が空くリュックサックが便利。もしリュックサックがなくても、長ズボンをロープで結べば、2Lのペットボトルが2本運べるリュックサックをつくることができます。また、ふろしきのような大きな布が1枚あれば、手提げバッグもつくれます。布を三角形に折って、両はしにそれぞれ結び目をつくり、残った2つの角を結んで持ち手にし、両はしの結び目を内側に入れれば完成。試してみてください。

永田 宏和さん
NPO法人プラス・アーツ理事長。兵庫県西宮市生まれ。大学で建築を学び、大学院ではまちづくりを専攻。阪神・淡路大震災10周年記念事業で、楽しく学ぶ新しいカタチの防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」を開発。
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