「ヌン活」なんて言葉も登場するほど、ホテルやカフェで楽しむアフタヌーンティーが人気ですが、子どもと一緒だとなかなか敷居が高くて…という人も、「おうちアフタヌーンティー」なら親子で楽しめます。
19世紀のイギリスで始まった、アフタヌーンティー。当時の貴族は、目が覚めて朝食を食べた後は、夜20時頃の遅い夕食まで食事をとらなかったため、貴婦人たちの間で空腹を満たすことと社交を兼ねて、夕刻に軽食と紅茶を楽しむ習慣が広まったのだとか。
アフタヌーンティーといえば、紅茶に合わせて、サンドイッチ、スコーン、お菓子を揃えるのが定番ですが、もっと気楽に、手づくりと市販のものを組み合わせても。
最初は「夕食までの小腹満たし」だったアフタヌーンティー。かしこまらずに、気ままに、おいしく楽しみましょう。
レシピ
ぜひクロテッドクリームと合わせてほしい スコーン
[ 材料(Φ5㎝丸型8個分) ]
- 薄力粉…200g
- ベーキングパウダー…10g
- 無塩バター…60g
- ★クロテッドクリーム、ジャム…適量
- ☆牛乳…80g
- ☆酢…10g
- ☆砂糖…30g
- ☆塩…1g
[つくり方]
準備:バターは1cm角に切って冷蔵庫で冷やしておく(出来れば粉も冷やしておく) 。☆のうち牛乳と酢を混ぜて5分ほど置き、砂糖・塩を加えて混ぜ溶かしておく。
- 薄力粉・ベーキングパウダーを合わせてふるい、ボウルへ入れる。
- ①のボウルにバターを加え、バターの塊を指先でつぶすように粉と合わせていく。バターの塊がなくなり、全体が黄色っぽくしっとりするまで手早く行う。※フードプロセッサー可
- ☆印を合わせたものを②のボウルへ加えて、ゴムベラやカードを使って混ぜる。練らないようにさっくりと、粉気がなくなるまで混ぜたら生地をひとまとめにする。
- オーブンを200℃で予熱する。
- ③の生地をボウルから取り出し、打ち粉(薄力粉/分量外)をふった台に置く。少しだけこねるようにして、生地の表面を整えながら長方形にまとめる。再び両面に軽く打ち粉をふって麺棒で12×20cmほどに伸ばし、6個分型で抜いて天板に並べる。
- 残った生地をまとめて再び6×12cmほどに整え、2個分型で抜いて天板に並べる。再び残った生地は軽くまとめて2〜3分割し、丸く整えて天板に並べる。
- 生地表面の余分な打ち粉は刷毛ではらい、200℃のオーブンで15分焼く。
- 焼きあがったら網などに移して粗熱を取り、クロテッドクリームやジャムを添える。
きのこ&サーモンのミニキッシュ
[ 材料(マフィン型6個分) ]
- 春巻きの皮…3枚
- マイタケ…1/3パック
- 鮭切り身(生)…1枚
- シュレッドチーズ…30g
- ミニトマト…3個
- ハーブ(ディルなど)…お好みで
アパレイユ
- ◎卵…1個
- ◎生クリーム…100ml (乳脂肪分30%台のもの)
- ◎塩…小さじ1/4
- ◎コショウ…少々
[つくり方]
- 春巻きの皮は1/4サイズになるようカットし、角をずらして2枚重ねてマフィン型に敷く。
- オーブンを180℃で予熱する。
- 鮭切り身は皮と骨を除いて6つに切り、白ワインと塩(ともに分量外、各少々)をからめる。
- 小さく割いたマイタケを①に入れ、③→シュレッドチーズ→ミニトマトの順にのせていく。
- 計量カップに◎を合わせてアパレイユをつくり、④に流し入れてハーブをのせる。
- 180℃のオーブンで20分焼き、焼きあがったらすぐに型から外す。
定番の「バタフライケーキ」を秋らしくトンボに ドラゴンフライケーキ
[ 材料(Φ4㎝ミニマフィン型10~12個) ]
- バター…50g
- 砂糖…30g
- 卵…50g(M玉1個)
- 薄力粉…50g
- ベーキングパウダー…小さじ1/4
- ★お好みのジャムやクリーム…適量
- ★プリッツなど細長いビスケット…5〜6本
- ★チョコチップ又は丸いお菓子…20〜24粒
- ※マフィン型に敷くグラシンケース…12個
[つくり方]
準備:バター・卵は室温に戻しておく。ミニマフィン型にグラシンケースを敷いておく。
- ボウルにバターを入れ、泡立て器で空気を含ませるように混ぜる。砂糖を全量加えて、白っぽくふんわりするまでさらに混ぜる。
- ①のボウルに溶き卵を5〜6回に分けて少しずつ加え、都度よく混ぜてなじませる。
- 薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、②のボウルへ1/2量加えて混ぜる。粉気がなくなったら残りの粉を加え、ゴムベラに持ち替えてさっくりと切るように混ぜる。
- オーブンを170℃で予熱する。
- ③の生地をマフィン型の8分目程度入れてオーブンへ入れ、170℃で20分焼く。
- 焼きあがったら網などにうつして冷ます。
[仕上げ]
- ケーキの上部をナイフで円錐状にくり抜き、くぼみにジャムやクリームをのせる。
- ①で切り取ったケーキを放射状に4等分し、トンボの羽のようにクリームへ埋め込む。
- プリッツなどを5cmほどに折って羽の間に飾り、チョコチップなどを目の部分にのせる。
- 撮影場所:宇都宮アイフルホーム インターパーク展示場
- 撮影:b-studio
- コーディネート:湯原耐子
- ヘアメイク:Divine Hair Hitomi
- レシピ:杉本智恵美
- モデル:あかりさん、悠真(ゆうま)くん(5歳)