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ゴールは、自分の中にある。【となりのSDGs】

「SDGs(持続可能な開発目標)」とは、国連で採択された、世界共通の目標です。

世界では「10人に6人が都市に住む」

世界では、都市化が驚異的なペースで進行し、2030年には「10人に6人が都市部に住む」と予想。そのため、スラムの増加や住宅不足、水・衛生・電気などの未整備、治安の悪化などが危惧されています。

日本では744自治体が「消滅可能性」

日本では、人口の地方からの流出と大都市への集中が進んでいます。今年「人口戦略会議」は、全国の4割である744自治体で2050年までに20~30代の女性が半減、消滅する可能性があると分析しました。

課題は、自分の中にある。 クルール読者アンケート

 

66%が「住む市町村の 人口が減っている」

「住んでいる市町村の人口が大きく減っている」「やや減っている」の回答を合わせると、66.9%に。「母校の小学校は私の通っていた時と比べ、生徒数が約半分。今後は統合されてしまうのでは?と寂しい」との声も。

 

 

66%が「自然豊かな 地方に将来住みたい」

「現在都市に住んでいるが、将来は地方に」「現在地方に住んでおり、将来も地方に」を合わせると、66.1%。多くの読者が「将来地方に住みたい」と考える一方で、「過疎地域は淘汰されても仕方ない」との回答も。

※全国のクルール読者263名が回答、インターネットによる調査(2024年5/8~5/26)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計は100%とならない場合がある。

 

「地方は賃金が低い」「通学が大変」 クルール読者アンケートより

  • 東京で仕事をしていて夫と出会い、現在は夫の郷里で地方都市に住んでいます。現在の都市には30代半ばで子どもありの状態で戻ってきましたが、東京に比べて賃金は安く、地域の仕事をする気にはなれませんでした(在宅ワークで地域よりも高時給で働いています)。子育てしている女性に理解があると書かれている求人はどれも低賃金。足元を見られているなと感じます。こんな現状を見ていたら、地方から都会へと女性が出て行ってしまうのも仕方がないのかなと思います。
  • 賃金が低く、昔ながらの考えの人も多く、子育てや妊娠中に働く女性にはかなり厳しいと感じます。田舎なので駅までも遠く、公共交通機関を使って最寄り駅まで行くと月2万円かかります。子どもが3人いるので高校に行き始めたら交通費だけで10万近くかかるかもしれないと思うと、「私って働く意味ある……?」と思ってしまいます。
  • 現在、過疎化が進んでいる地方在住です。都市部から移住してきました。住んでみて思うのは、仕事の平均賃金が低い。そして、ガソリンや生活用品の物価が高い。地方は利便性が悪いだけでなく、賃金が低くて物価が高いので、そういう意味での生活しづらさを感じています。
  • 消滅可能性自治体の田舎に住んでいます。自然豊かなのはメリットでもありますが、生活は不便です。子どもが少ないからか、保育園がすぐ決まったのは良かったのですが、子どものこれからの生活や自分たちの老後を考えると、ある程度栄えている都市の方が住みやすいと思います。(後略)
  • 私の住む市は、小中学校の給食費無料などここ1年で子育ての支援制度が大きく変化しました。未就学児でも、通園の間、給食費が補助されます。それは、市内で使える電子マネーで還元されます。電子マネーが使える施設も多いので、実用的で良いです。以上の改革から、子どもをもう1人産むことに対して、プラスに考えることができました。他の市町村にも、今までにない子育て支援を考えてほしいです。
  • 働く場所と賃金の確保があって、初めて語れるのではないか。女性も一生働く時代、1人でも生活できる基盤ができてから、いろいろ考えられます。地方がまず豊かになって、働く場所ができて、生活できる賃金が確保できたら、女性も外に出ても帰ってくると思う。
  • 現在住む地域の未来について同じ地域に住む人たちがどんなことを考えているか?また同じ意識の仲間ができないかと思い、町役場主催の未来戦略会議に1年間月1回参加した。結果、現実に動いている人たちもいたし、同じ価値観の仲間こそつくれなかったが、それぞれに熱い意見や構想を持っている人たちがいることがわかった。(後略)

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