今回は、「きかせて、子そだて」特別編。現在公開中の「きかんしゃトーマス」の映画最新作公開を記念して、ゲスト声優として参加した、ディーン・フジオカさんとやす子さんが登壇した、4/6(土)の完成披露舞台挨拶の模様をお伝えします。
SDGsがテーマ、国連とコラボ 変化を取り入れる「トーマス」
世界中で大人気のキャラクター「きかんしゃトーマス」は、最初の絵本がイギリスで誕生してから、2025年で80周年を迎えます。
現在までに映像化されたエピソード数は500話以上、世界200以上の地域で放送されています。
人形を使ったモデルアニメーションとしてスタートした「きかんしゃトーマス」の映像世界は、3DCGを経て、2022年からNEWルックにフルリニューアル。
国連とのコラボレーションによって、「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに取り入れ、女の子のキャラクターや自閉症のキャラクターの活躍、環境問題の改善を内容に組み込んだり、STEAM教育に力を入れるなど、多様性を尊重する社会的視点を養うコンテンツとして、社会の変化に応じた新たな展開が行われています。
やす子さんとダーシーの 共通点は「仕事が大好き」
今回、「きかんしゃトーマス」の映画でゲスト声優として「リサイクル工場で発明をしている丸いメガネの機関車のウィフ」を演じたディーン・フジオカさんは、声優としてはこの作品が第2作目。「新人なので初々しい気持ちで今舞台に立っています。トーマスたちの輪に加えていただいて光栄です」と挨拶。
同じくゲスト声優として、「どんな大きな岩も削ってトンネルを掘るドリルが自慢の掘削機のダーシー」役を務めたやす子さんは、「私も、映画の声優さんをするのは初めてですが、ダーシーは、ピュアにお仕事を楽しんでやっているがんばり屋さん。私も仕事が大好きなので、自分に似ている部分も感じますね。作品中では、ダーシーのテーマソング『はたらきもの、いちばん!』も歌っていますし、演じることで、仕事が大好き、という最初の気持ちを思い出せました」と“働き者”らしく仕事愛を語りました。
舞台挨拶では、会場を埋め尽くした親子も一緒になって、『はたらきもの、いちばん!』をみんなで合唱する一幕もありました。
「泣いてもいいんですよ」 「休む勇気も大切」
会場のほとんどを占めるのは、小さな子ども連れの親子とあって、舞台挨拶中もあちこちから泣いてしまった子どもの声も聞かれましたが、「みんな、ずっと座っていられてえらいね」とやす子さんが客席に何度も声をかけ、ディーン・フジオカさんも「本当にえらいね」と頷くなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれました。
最後に「トーマスと仲間たちのように、新生活にチャレンジをするキッズにエールを」と求められたディーン・フジオカさんは、「(客席の泣いている子どもに向けて)泣いててもいいんですよ」と声をかけたのち、「人生、泣きたいときもあれば、笑いたいときもあります。人生のいろんな局面で、前に進むことを恐れずに、好奇心やパッションに純粋な気持ちで向きあって、勇気を持って未来に突き進んでいけば、きっと楽しくて幸せな人生が送れるんじゃないかな、と思います」とエールを送りました。
やす子さんも、「新学期はドキドキするね。子どもたち、がんばってください。でも、つらくなったら休む勇気も大切ですからね。不安なこととかは、お父さんやお母さんなどいろんな人に正直に相談してみてください。最初はきっと、友達をつくらなきゃ、と焦っちゃうと思うけど、焦らなくても自然とできるので、楽しい学校生活を送ってください」と励ましつつ、「親御さんが一番大変ですからね、いつもお疲れさまです」と保護者もねぎらいました。
『映画 きかんしゃトーマス 大冒険! ルックアウトマウンテンと ひみつのトンネル』全国公開中!
劇場版アニメ最新作。トーマスたち仲間が謎解きの冒険に大活躍! 【声の出演】田中美海、越乃 奏、大久保瑠美、古賀英里奈、山藤桃子、山下七海、土師亜文、竹内恵美子 © 2024 Gullane(Thomas)Limited