家計に悩む読者の相談に、 ママFPの西山美紀さんが家計診断!
今回の家計のお悩みは
子ども3人。「貯金もしたいけれど、お金も楽しく使いたい。バランスはどうしたらいい?」というご相談です。
チェックポイント❶ つい生活費として使ってしまう児童手当は子どもの通帳に入れよう
児童手当は、「以前は子ども名義の通帳に入れていましたが、最近は生活費として使っている」そう。上の2人分は学資保険で、200万円と300万円貯まる予定ですが、今後3人分の教育費としてもう少し貯める必要があるため、一部でも子どもの通帳に入れていきたいところ。教育費が十分足りるようなら、将来夫婦の老後資金にもできます。
チェックポイント❷ スマホ代や外食費を上手に抑えていて◎。ボーナスは上手に配分を
夫婦で格安スマホを使ってスマホ代を下げつつ、外食費も上手に抑えられていますね。年間100万円出るボーナスを上手に使いたいところ。例えば、すぐに20~30万円程度を別の口座に移しておくと、なんとなく日々の生活費として使ってしまうことを防げます。旅行がお好きだそうなので、その一部を旅行費としてもいいですね。
「使う口座」「貯める口座」をしっかり分ければ迷いなし
「貯金を増やしたいけれど、保険で貯めているからOK?旅行や娯楽でお金を使ってもいい?」とお悩みです。近々貯蓄専用口座と、年間で不定期にある特別支出の口座をつくる予定とのことで◎。「使う口座」「貯蓄口座」を分ければ、「使う口座」を使い切ってもOK。貯める金額は、月の収入の1割以上が目安。相談者さんなら約3万8千円以上が目安です。今は学資保険で1万7千円貯めているので、月2万1千円以上を目標に貯金にトライを。保険は中途解約すると元本割れの可能性が高いため、貯金を増やすのも大事です。
必要な現金を「生活費」「習い事」などと袋に分けて入れて管理、スーパーで使う電子マネーには毎月食費の分だけチャージしているそう。自分のやりやすい方法が一番なのでいいですね。クレジットカードを使うと、毎月の合計額が大きくて驚くそうなので、一度明細をじっくりチェックしてみて。支払いをすると、銀行から即時に引き落としされるデビットカード(VISAなどブランドのもの)なら、使い過ぎを防げるのでおすすめですよ。
0歳の末っ子が幼稚園に入ったらパートから仕事を始めたいそう。収入があれば毎月の余裕も貯金も増えるはず。どんな仕事があるか早めにリサーチしてみてくださいね。