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2年前に住宅購入して 生活にゆとりが持てません…。【ママFP 西山美紀のマネーレッスン】

家計に悩む読者の相談に、 ママFPの西山美紀さんが家計診断!

今回の家計のお悩みは

「住宅ローンや保険代が負担。食費などを抑えても貯金が難しい」と、子どもが3人いるママのお悩みです。

チェックポイント❶ 忘れがちな車の税金や 車検代などへの貯蓄が◎スマホ代はぜひ見直しを

ママのパート代から、車の税金や車検、固定資産税のために貯めているそう。きちんと予測をしてお金を別取りしておけること、大変素晴らしいです! 大きく削れそうなところはスマホ代。プランや会社の見直しで、半額以下も十分可能です。スマホ代は毎月一定額が出ていくお金なので、数千円でも削れると、効果大ですよ。

チェックポイント❷ 小遣いは手取りの1割が目安 お互いが納得いく形で 夫婦でよく相談してみて

小遣いは夫婦あわせて、世帯手取り月収の1割が目安。「夫の小遣いが多いかも…」と感じているそうですが、できれば計4万円ほどには抑えたいところ。もちろん、他の出費の工夫次第でそれ以上でもOKですが、自宅でのお酒代も含めて夫婦でよく相談を。また化粧品代は、ママ小遣いに入れて計算できるとシンプルですね。

収入アップと出費セーブ 両方から考えていこう

2年前に一軒家を購入したご相談者さん。貯蓄を取り崩すことが多くなり、貯められないと悩んでいます。今回は、収入アップと出費セーブの2つの方法で改善しましょう。とはいえ、「パート時間を増やしたい」と夫に伝えても、「俺の収入が低いってこと?」とケンカになるそう。実はこういうケース、よくあります。

おすすめは、数字で冷静に伝えること。年表をつくり、夫婦が何歳のときに子どもが何歳かを書き、高校受験や大学受験等の時期に「ここにたくさんお金がかかるから準備しておいた方がいいね」と話してみるのです。納得がいけば、パートを増やすことや節約に対して夫が協力的になるかもしれません。

カード払いが基本とのことで、アプリで家計簿をつけるのもおすすめ。家計管理アプリにクレジットカードや口座を紐づければ、自動的に集計されて便利。“見える化”でムダな出費がわかりやすくなるはず。ボーナスが出ない場合、ボーナスでの一発逆転ができないので、毎月の貯蓄が重要です。できれば児童手当をすべて貯めたいところ。お子さん3人の口座に、児童手当を(半分ずつでも)貯めていきましょう。やはり、夫婦ゲンカは貯蓄の大敵!冷静に話し合って、ぜひ穏やかに進めてくださいね。

西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。10歳の男の子と8歳の女の子のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)が好評発売中。
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