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人生には楽しいことが いっぱいあるんだよ、と 子どもに伝えたい【子どもと向きあう】

9月公開の『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』では お姫様・イオ役の声優をつとめるなど、活躍する関根麻里さん。 2歳の女の子のママとしても奮闘中です。 映画のこと、子育てのことを伺いました。

関根 麻里 さん
1984年生まれ。父は人気タレントの関根勤さん。幼稚園から高校まで国内のインターナショナルスクールに通学。2006年にアメリカのエマーソン大学を卒業し、タレントとしてデビュー。テレビ番組の司会やラジオ番組パーソナリティ、アニメ声優など幅広く手がける。2014年に結婚、翌年第一子を出産。

子どもとの映画館、どんな 楽しみがあると思いますか?

私の娘も映画館が好きで、よく一緒に行きますが、親子で楽しい時間を過ごせるのが、何よりも素敵なことだなと思います。

映画館に行く前の、「おやつは何にする?」「おいしいランチを食べてから行こうか」と計画するところからワクワクできるし、見終わってからも「おもしろかったね!」と子どもとのおしゃべりをしたり――と楽しいことがたくさんありますよ。

小さい子どもとのお出かけは、一大決心という方もいらっしゃると思いますが、『映画 おかあさんといっしょ』は、周りも小さい子ども連れだから、泣いたり騒いだりしてもお互いさま。上映中も館内の照明は明るめなので、親子で安心して楽しんでもらえます。

劇中で私が声優として演じたイオは、心優しいお姫様。物語を通じて、「素直に気持ちを伝えること」の大切さが感じられる作品になっています。映画館が初めてのお子さんもぜひ足を運んで、親子の思い出を増やしてくださいね。

父・関根勤さんとは どんな思い出がありますか?

子どもの頃、父にはいーっぱい遊んでもらって、楽しい思い出が山のようにあります。

お風呂に入る前は父のお尻を太鼓にしてペチペチ叩きながら、2人で「ケツケツダンス」を踊るのがおきまりで(笑)、お風呂でも、湯船からお尻を出して「どんぶらこっこ~桃が流れてきましたぁ」と大はしゃぎ。寝る前もお馬さんごっこや戦いごっこをして、毎晩汗だくになって遊びました。母の素晴らしいところは、どんなばかげた遊びも、一通りやらせてくれたことですね。

父と母は、私に「人生は楽しい!」ということを教えたかったそうです。成長するにつれ、大変なことや辛いこともあるけれど、楽しかった思い出があれば乗り越えていける。そのために「楽しい貯金」をたくさんつくりたかったと、後で話してくれました。

実際、大変なことがあっても「人生それだけじゃない」と思えるし、おかげで乗り越えられたなと思うこともたくさんあります。私も娘のために、大変なことすらも笑って乗り越えていけるくらい、楽しい貯金をたくさんしたいです。

いつも明るくポジティブな印象の麻里さん。子育てに悩むこともありますか?

それはもう毎日のように悩んでいますよ。トイレトレーニングはうまくいかないし、まさか、わが子が道にひっくり返って泣きわめくなんて思わなかったし…(笑)。その時その時の課題がたくさんあって、いつも必死に向きあっていますね。

今、一番の課題は、野菜とお肉を食べてくれないこと。お肉は娘が好きな蒲焼風の味つけにしたり、野菜はかわいい型で抜いたり、あの手この手を試しています。無理強いするのではなく、娘の「食べたい」スイッチが入る瞬間を見逃さないようにして、おいしく食べられるように導いていきたいなと思っています。

そもそも、娘が2歳なら、私もやっと2歳の新米ママ。うまくいかないのは当たり前で、うまくいったらラッキー♪くらいに思えばいいのかなって。

心がけているのは、ダメだったときにいつまでも悩まないで、「次はどうすればいいかな?」と、気持ちをいち早く切り替えるようにすること。試行錯誤しながら、娘と一緒に、親として少しずつ成長していけたらと思っています。

読者にメッセージをお願いします

子育てに行き詰まったら外に出て、いろんな子どもたちや家族を見たり、ふれあったりしてみてほしいなと思います。「同じように悩みながら、がんばっている親がたくさんいるんだ」と気づいて安心するし、勇気も湧いてくると思います。

大丈夫、ひとりじゃないですよ。私たちは仲間。お互い楽しみながら、子どもたちと一緒に、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

『映画 おかあさんといっしょ はじめての大冒険』 9月7日(金)全国公開
1959年の放送開始から、60年目を迎え、長年にわたり親子に愛されてきた人気番組「おかあさんといっしょ」が初の映画化。人形劇「ガラピコぷ~」がアニメになるなど、楽しいコーナーが満載。子どもの映画館デビューにもおすすめです。
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