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夫婦の働き方が変わる?! 父子旅行のすすめ【わが家の働き方改革】

父子旅行が 夫の育児参加のきっかけに

もうすぐ夏休み。今年は、パパと子どもだけの「父子旅行」に出かけてみませんか?

いつもは忙しいパパも、子どもと思いきりふれ合えるし、夫の育児参加のきっかけにもなりますよ。
わが家は、子どもが1歳のときに父子旅行デビューをしました。父子旅行は子どもが生まれる前からの夫の夢で、卒乳を機に、一泊二日で実行することにしたのです。

結果は大成功!旅行当日、置いてけぼりの私は普通に出勤し、夜は飲み会に参加して独身気分を満喫(笑)。翌日、何事もなく父子ともにニコニコで帰ってきました。

しかも夫は「一度も『ママー!』って言わなかったし、パパだけで全然大丈夫だったよ」と、育児に自信をつけていたのです。
以来、私は夫に息子を預けて泊まりがけの出張にも行けるようになり、父子旅行はわが家の毎年の恒例になっています。

父子旅行で夫婦の 働き方・生活はどう変わる?

夫は、子どもと一日過ごすことで育児に自信がつき、積極的に育児ができるようになります。また、旅先で「こんな顔するんだ、かわいい!」「子どもって本当に寝落ちするんだ?!」などと、知らなかったわが子のかわいさをたくさん発見し、子どもとの時間がいっそう大切に思えるはず。

仕事中心だった頃よりも仕事にメリハリがついて、「子どもと夕食を食べるために、頑張って〇時までには退社するぞ!」と、時間管理能力も上がりますよ。

家庭で過ごす時間が増えると、職場でも、子どものことなどプライベートな話をする機会が増えます。普段から家族の様子を伝えておくことで、同僚とのコミュニケーションが深まり、家庭で何かあったときも、周囲の理解と協力を得られやすくなるでしょう。
妻は、夫に子どもを任せられるようになると、時短勤務から通常勤務に戻す、遠方への出張も行けるようになるなど、仕事復帰が可能になります。妻の病気など、いざという時も安心です。
「父として育児はしたいけど、時間も自信もない」「夫がもっと育児をしてくれたら…」そんな夫婦はぜひ、父子旅行にチャレンジしてみましょう。

いざ、父子旅行デビュー! の前にやっておくこと

とはいえ、いきなり父子だけの旅行はハードルが高いかもしれませんね。

まずは家族でお出かけをして、夫がベビーカーを押す、オムツ替えをするなど、父子旅行の予行演習をしましょう。男子トイレにオムツ替え台がない、和式トイレしかないなどの戸惑う場面も、妻と一緒に経験しておけば、夫一人でも対処できるようになります。

妻も準備が必要です。「ママしか知らない子どものこと」を、夫に事前に伝えておきましょう。

オムツや着替え、おもちゃなど、子ども用アイテムの在処と使い方、「ぐずった時は、グミを与えればとりあえず大丈夫!(わが家の場合)」といった対処法、「スナック菓子は与えないで」などのお願い事項を、ママ以外の人にもわかる形にしておくと、パパだけでなく、おばあちゃんやシッターさんにも預けやすくなります。“わが子のトリセツ”をつくるのもおすすめですよ。

忘れないでほしいのは「子どもを見てくれてありがとう」と、妻から感謝の気持ちを伝えること。夫は「もっと頑張ろう!」とやる気が出るはずです。

今回のPoint

  1. 普段のお出かけで 父子旅行の リハーサルをしよう
  2. パパにもわかる “わが子のトリセツ” をつくろう
  3. 妻の「ありがとう」で 夫のモチベーションは さらにアップ!
堀江 咲智子さん
株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント。株式会社ノーリツにて商品企画・開発・販売を経験。女性活躍推進プロジェクトも務め、プロジェクトにやりがいを感じたことから2012年より現職。4歳の男の子のママ。
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