「メインは決まったけど、副菜はどうしよう…」
そんな献立づくりに悩むママの救世主、「和え物」!
旬の食材を、基本の調味料「さしすせそ」で和えれば、
食卓はぐんと豊かに。親子で秋の味覚を楽しもう♪
今回モデルをつとめてくれたのは、フルタイムで働く淳子ママ。平日は仕事のため、休日に平日分の食事をつくり置きしているそう。
「副菜は定番のメニューが5〜6種類くらいあって、それを順番に組み合わせています。和え物はよく母がつくってくれたけど、何となく手間がかかるイメージ…」
そんな淳子ママと香帆ちゃんには、白和えをつくってもらいます。と、その前に、「さ・し・す・せ・そ」についておさらいしておきましょう。
そもそも、〝さしすせそ〟って?
和食の基本調味料5種類を 語呂合わせしたもの。料理はこの順番で味付けをすると、 よりおいしく仕上がると 言われています。
さとう…甘みを付け、 素材を柔らかくする 働きがあります。
しお…塩気を付け、 材料の余分な水分を 抜く効果も。
す…酸味を付け、 消化・吸収を助けます。 殺菌効果も。
せうゆ[醤油]…塩気や香りを付け、 旨味を深めます。
みそ…塩気を付け、 風味を良くします。 肉や魚の 臭みをとる働きも。
さぁ、おさらいができたら、早速クッキングスタート♪
さらさら砂糖でほんのり甘い小松菜の白和え[さとう]
【材料(4人分)】
*木綿豆腐(300g)…1丁
*小松菜…1把
*コンニャク…1/2枚
*ニンジン…1/4本
*シメジ…1/2パック
●砂糖…大さじ2
●醤油…大さじ1と1/2
●塩…ひとつまみ
【つくり方】
❶ 豆腐の水きり
豆腐はキッチンペーパーに包み、ざるの 上において重石をしておく。(30分)
❷ 茹でる・切る
小松菜はたっぷりのお湯でさっと茹で、冷水にとる。しっかり水気をきり、3cm幅に切る。
ニンジン・コンニャクは千切り、シメジは石づきをとりほぐし、それぞれ、さっと茹でる。
❸ 計る
調味料を分量ぴったりに計り、混ぜ合わせておく。
❹ 混ぜる
すり鉢の中に水気をきった豆腐と 調味料を入れ、よくすり混ぜる。
❺ 和える
最後にすべてをさっと和える。
❻完成
お皿に盛り付けたら、完成♪
初めての白和えづくり、いかがでしたか?
淳子ママ*初めて和え物をつくったけど、こんなに簡単だったんですね。それに、思ったよりシンプルな食材でできるんだ、ってびっくりです!食材の水気を切ったり、食材を和えたりするのもシンプルだから、子どもと一緒に気軽にできますね。味見をするのも、楽しいな。ぜひ、家でもつくってみます♪
ここからは、砂糖以外の「塩」「酢」「醤油」「味噌」を使った和え物レシピを紹介します。ぜひ、つくってみてくださいね!
しゃきしゃき食感もおいしさのうち♪チンゲン菜と春雨のヘルシーナムル[塩]
【材料】4人分
*チンゲン菜…2株
*ニンジン…1/4本
*春雨…50g
*塩…小さじ1/4
*ゴマ油…大さじ1
*いりゴマ…大さじ1
【つくり方】
❶チンゲン菜は、一枚一枚剥がし、たっぷりのお湯でさっと茹でる。ざるにあげてしっかりと水気を切る。粗熱がとれたら2cm幅に切る。
❷ニンジンは、千切りにする。たっぷりのお湯で春雨と一緒に3分茹で、ざるにあげる。
❸すべての材料をボウルに入れ、調味料を加え、よく和える。
すっぱさは体にいい証!長芋とわかめの三杯酢和え[酢]
【材料】4人分
*塩蔵ワカメ…10g
*長芋…100g
*キュウリ…1本
●酢…大さじ3
●醤油…大さじ1
●砂糖…小さじ1
【つくり方】
❶●を合わせて三杯酢をつくる。
❷塩蔵ワカメは水で塩分を流し、水に2~3分つけておく。水気を絞り食べやすい長さに切る。
長芋とキュウリは短冊切りにする。すべてボウルに入れ、三杯酢で和える。
せっせとおろして醤油と和えるナスと蓮根のおろし醤油和え[せうゆ]
【材料】4人分
*ナス…3本
*レンコン…100g
*エリンギ…1パック
*揚げ油…適量
●大根おろし…100g
●醤油…大さじ2
●みりん…大さじ1
【つくり方】
❶ナスはひと口大に、レンコンは5mm幅に切り、それぞれ水にさらす。
エリンギは、ひと口大の乱切りにする。水気を良くふき取り、素揚げする。
❷油を切った野菜と●を和える。
そざいの旨味が引き立つかぼちゃとレーズンのマヨ味噌和え[みそ]
【材料】4人分
*カボチャ…1/4個
*レーズン…お好みの量
*くるみ…お好みの量
●味噌…大さじ1
●マヨネーズ…大さじ2
●牛乳…大さじ1
●すりゴマ…大さじ2
【つくり方】
❶カボチャはひと口大に切り、耐熱の皿にのせラップをする。
レンジ600Wで7~8分加熱する。
❷●を合わせたものを、①と和える。仕上げに、レーズン・くるみをトッピングする。
撮影場所:宇都宮アイフルホーム
撮影:b-studio、コーディネート:湯原耐子、ヘアメイク:野澤麻美、企画・レシピ:金原恵美
(この記事は、クルール2017年10月号「特集」記事を加筆・修正したものです)