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お出かけの機会に公共の マナーを学ばせましょう【ママの品格】

お出かけ前に「ごっこ遊び」やクイズ形式でシミュレーションを

夏休みはお出かけをするご家庭も多いでしょう。お出かけは、子どもに我慢することや、公共のマナーを学ばせる良い機会です。

とはいえ、お出かけ先であれこれ言っても、子どもはなかなか聞きわけないかもしれませんね。そこでお出かけ前に、家でバスごっこ、レストランごっこなど「ごっこ遊び」をしながら公共のマナーをしつけてみてはいかがでしょう。

たとえば、「さあ、駅のホームに着きました!電車がきたら、どうする?降りる人を待つのかな、それとも先に乗る?」などクイズ形式で遊ぶと、子どもは自分で考えるようになるし、お出かけ先でガミガミ言わずにすみます。

また、どうして電車の中で騒いではいけないのか、長距離の移動でなければ車内で食べ物を食べてはいけないのか、例を出して話すのもいいでしょう。

「○○ちゃんが頭の痛い時に電車に乗っていたら、近くに大声で騒ぐ子がいました。そんなことをされたらどう?それに、気分の悪い時に食べ物の匂いがしたら?」など。

公共のマナーで大事なのは、一緒にいる人や周囲の人に、不快な思いをさせない、迷惑をかけないことなんだよと、子どもにきちんと教えてあげてほしいと思います。

ママのマナーチェック

Q.公共のマナー教育でやってはいけないのは?

岩下先生の解説

叱る時に「そんな大声を出すと、車掌さんに怒られるよ」などと人のせいにすると、子どもは何が本当に悪いことなのか理解できないままになってしまいます。

なぜいけないのか、理由をきちんと話してあげましょう。

(この記事はクルール2013年8月号「ママの品格」を加筆・修正して掲載しています。)

NPO法人マナー教育 サポート協会理事長 岩下 宣子さん
マナーデザイナーとして、企業・学校・公共団体などでマナーの指導、研修、講演と執筆活動を行う。
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