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リビングで思いっきり遊んでも スッキリかたづく!おかたづけ術【おかたづけ日和】

家族みんながかたづけやすい仕組みをつくろう

子どもにとって、一番安心できる場所は「ママの近く」。
だから、子ども部屋だけでなく、ママの声が届くリビングにも子ども専用のスペースをつくってあげましょう。

ママやパパなど、家族一人ひとりのスペースもつくると、リビングがより居心地のよい場所になりますよ

つくったスペースには、リビングで使うモノだけを置きます。
それ以外のモノは、子ども部屋や各自の部屋に置くようにすれば、不要なモノであふれることがなくなります。

置くものをきちんと選び、戻しやすい位置に収納することで、家族みんながかたづけやすい仕組みをつくりましょう。

Step.1 子ども専用スペースをつくろう!

考える

❶まずは、子どもが自分で管理できて、リビングの中でじゃまにならない程度のスペースをママが考える
(例:カラーボックスの1段分など)

❷子どもにあった高さかどうか確かめる
子どもが使いやすい高さは、腰~目線の高さ。出し入れがしやすい高さにすることで、かたづけが楽になります。

ママのサポートPoint!

最終決定は子ども!

ある程度スペースが決まったら、子どもに場所やサイズについて「これでいいかな?」と確認をしてみましょう。本人が納得することで、「自分のスペースだ」という自覚が芽生えますよ。

Step.2 リビングで使いたいものを決めよう

選ぶ

❶リビングで使いたいものを「勉強道具」や「遊ぶもの」などに分ける

❷その中から、その時に一番夢中なものを話し合って決める

今、子どもが工作に夢中なら、工作に必要なものを置きます。
画用紙やハサミなどのほかに、工作の後に使うそうじ道具などもいっしょにあると、かたづけるまでの流れがスムーズに。

ママのサポートPoint!

質問の仕方を工夫してみよう

「これはいる?いらない?」という聞き方をしてしまうと、「いらない」が「捨てる」を連想してしまい、
すべて「いる!」と判断されてしまうことに。
「何をして遊びたい?」と聞いて、子どもをリードしてあげましょう。

Step.3 モノをしまおう

続ける

❶決めたスペースに納まる分だけ、モノをしまおう

❷モノの住所(定位置)が決まったら、ラベリングをしよう

❸実際に使って、かたづけてみよう

これで仕組みづくりは完了。
実際に遊んで、かたづけることを繰り返していきましょう。

子どものブームが変わったら、またリビングに置くものを変えてみて。
そうすることで、リビングがモノで溢れることがなくなりますよ。ママのスキンケアグッズも同様に!

ママのサポートPoint!

ママの関わり方も大切!

かたづけをする時は、「11時にはかたづけよう」「ここに戻そうね」と、
いつまでに、何を、どこにかたづけるのか、具体的な声がけをしてみて。

できた時には思いっきり褒めて、「かたづけが楽しい!」と思わせることで、続ける力がつきますよ。

(この記事はクルール2016年6月号に掲載した記事に加筆・修正したものです。)

整理収納コンサルタント 小堀 愛生(こぼり めぐみ)さん
10歳・9歳・5歳の3児のママ。『SSS-Style+(エスエスエス-スタイルプラス)』主宰。NPO法人ハウスキーピング協会認定講師・二級建築士・キッチンスペシャリスト・インテリアコーディネーター等資格を保有。親・子の片づけマスターインストラクターとしても活動中。
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