pick up 暮らし

生乾き臭よ、さらば!  部屋干しのコツ【ラク家事たまてばこ】

毎日こなしている家事が、ほんのちょっとのコツで楽しく、ラクになる! そんな暮らしのレシピを、「家事えもん」でおなじみのお笑い芸人・松橋周太呂さんが教えてくれます。

今回は、梅雨の季節のお悩み、部屋干しにした洗濯物の、あのイヤ~な臭いを防ぐ方法を教えてもらいます。

タイムリミットは5時間

洗濯物は5時間を超えたあたりから、雑菌の繁殖が増えはじめます。生乾き臭を防ぐには、5時間以内に乾かすことが重要!

それには扇風機で空気を循環させると、普通に部屋干しをするよりも1~2時間は早く乾くのでおすすめです。僕は梅雨時だけでなく、一年中、扇風機を使って部屋干しをしていますよ。

また、扇風機の風は、真ん中より下に当てましょう。洗濯物の水分は重力で下に落ちてくるので、効率よく乾かせます。

さらに早く乾かしたい時は、「アーチ干し」と「新聞紙」をおすすめします!

アーチ干し

両端に長いもの(タオルなど)、真ん中に短いもの(靴下などの小物)を干し、洗濯物をアーチ型に干します。すると、真ん中の空気が温められて上昇気流が発生し、普通に干すよりも早く乾くのです。

新聞紙を下に敷く

洗濯物の下に、くしゃくしゃにして広げた新聞紙を敷くと、湿気を吸い取ってくれるため早く乾きます!

新聞紙と洗濯物を交互に干す

さらに早く乾かしたい時は、新聞紙と洗濯物を交互に干しましょう!  新聞紙を下に敷くよりも湿気をよく吸ってくれます。

もし、臭いがついてしまったら!

実は、生乾きの臭いとなる原因菌は、普通の洗濯では残ってしまうことが多いんです。臭いの原因となるモラクセラ菌は熱に弱い、だから熱でしっかり退治すれば消臭できます。あとは「酸素系漂白剤」など除菌効果のある洗剤を使って、しっかり除菌することです。これを3週間〜1ヶ月に1度やってあげるだけで、生乾きの臭い防止にもなります!

生乾き臭の対処法は3つ!

1.50度ほどのお湯で20〜30分つけこむ

お風呂の湯船や洗面台に50度〜60度ほどのお湯をため、洗濯洗剤を少量入れ、臭いのついてしまった洗濯物をつけこんで20〜30分ほど放置する。その後、普通に洗濯します。お父さんの加齢臭の枕カバーや、赤ちゃんのオムツなんかも同じ方法で消臭になります。(※衣類の生地が温度に耐えられない場合もあるので、洗濯表示を見て確認すること)

2.アイロンをかける

一度洗濯をして、乾かす前の濡れた状態の衣類やタオルに、アイロンの中温〜高温で乾くまでアイロンをかける。アイロンをかけづらい衣類は、スチームで仕上げます。( ※衣類の生地が温度に耐えられない場合もあるので洗濯表示を見て確認する)

3.酸素系漂白剤でつけ置く

オキシクリーンやワイドハイターの粉タイプなどの酸素系漂白剤を、40度ほどのお湯に煮溶かして20〜30分つけ置くことで除菌します。酸素系漂白剤は、色柄モノにも使えるので安心です。お風呂のお湯を沸かし、入浴前に洗面器や洗面台などにお湯を取りわけ、つけ置くのがラクでオススメです! 残り湯には雑菌がいるので、使う前の「キレイなお湯」を使うのがポイントです!

また、温度が上がると漂白剤の効果が上がりすぎ、色が落ちたり、生地を傷めたりすることがあるので、50度以上のお湯ではつけこまないようにしましょう。(※衣類の生地が温度に耐えられない場合や、漂白剤に耐えられない場合もあるので、洗濯表示を見て確認すること)

 

ぜひ、試してみてくださいね!
「家事えもん」こと 松橋 周太呂さん
吉本総合芸能学院(NSC)9期生のお笑い芸人。掃除能力検定士5級、ジュニア洗濯ソムリエの資格を取得し、家事大好き芸人としてテレビや雑誌で活躍中。
一覧へ戻る

関連する記事

カテゴリ一覧