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砂糖って種類がいっぱい 何が違うの?使い分けってあるの?【調味料ラボ】

調味料マイスターの真田祥子さんに、調味料の選び方や上手な使い方を教えてもらうコーナー。今回のテーマは「三温糖」。多種多様な砂糖の使い分けや、三温糖の風味を活かしたシナモンクッキーのレシピをご紹介します。

種類によって香りも違う! 用途に合わせて使い分けよう

上白糖やグラニュー糖は、製造過程で精製し白くするために何度も加熱を繰り返します。その過程で熱によって色づいたものが三温糖。黒砂糖のように、精製度が低いから色がついているのではありません。加熱によって色づいているので、カラメルのような香ばしいコクのある甘みが特徴です。
私は、上白糖の代わりに煮物に使ったり、玉子焼きに使ったりしています。

今回はクッキーを三温糖でつくりました。シナモンも効き、コクのある甘みに仕上がります。

三温糖

精製のために何度も加熱をしていることが、その名の由来。カラメルのような甘みが特徴。

おすすめの料理 煮物・玉子焼き

上白糖

精製を繰り返しているので、色が白い。しっとりとしていて、和食に欠かせない砂糖。

おすすめの料理 和食・カステラやパンケーキなどのお菓子

黒糖

サトウキビを濃縮してつくるので、原料の味が活かされ、風味が楽しめる。

おすすめの料理 きんぴら

三温糖 シナモンクッキー

【材料】2人分

薄力粉…200g、三温糖…80g、バター…80g、卵…1個、

シナモンパウダー…大さじ1、打ち粉用薄力粉…適量

【つくり方】

  1. 薄力粉とシナモンパウダーはざっくりと混ぜてからふるっておく。
  2. バターはレンジで20秒~030秒ほどかけてやわらかくしておく。
  3. ボウルに卵以外の材料を入れ、スケッパーで切るように混ぜる。
  4. 卵を加え、まんべんなく混ざったらラップにくるんで冷蔵庫で30分以上寝かせる。
  5. 打ち粉をしながら生地を1cmの厚さに麺棒で伸ばし、好きな型で抜き、170℃のオーブンで15分~020分ほど焼いたらできあがり。

 

(この記事はクルール2014年4月号「おうちで! 調味料ラボ」を加筆・修正して掲載しています。)

真田 祥子さん
野菜ソムリエ、調味料マイスターの資格を活かし、料理教室や企業のレシピ開発などを手がける。ブログ 「やさいちゃん日記」 http://www.yasaichan.cocolog-nifty.com/blog/
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