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読者の相談に、ママFPが家計診断!【ママFP 西山美紀のマネーレッスン】

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「夫婦ともにムダ遣いが多く、お金がなかなか貯まらない…」と、育休中の2児のママからのお悩みです。

【相談者のプロフィール】
ママ30歳・パパ35歳・0歳(男の子)・3歳(男の子)/購入一軒家/車2台(車両ローンなし)

チェックポイント❶
「お金をいつでも使える」と感じると、ムダ遣いにつながることも。貯蓄分は使いにくい場所へ。

チェックポイント❷
つい使いすぎる食費や日用品は、月の予算を決めるのも◎。最初は少ない予算で試してみよう。

チェックポイント❸
お金の本を1、2冊読んでみよう。家族でお金の話がしやすくなり、お金の失敗も防げて◎です。

ムダ遣いが多いときは “先取り貯蓄”を増やそう

育休中のママ。電力会社を見直したり、コンタクトを1DAYから2週間タイプにしたりとがんばっています。財形貯蓄、パパママのNISAでの投信積立など、月11万円ほどの貯蓄で◎です。

ただ、パパがお金が足りないときに財形貯蓄から引き出しているそう。ムダ遣いにつながる恐れがあるので、パパと相談して、貯蓄分を他の銀行に移して、ママがカードを預かるのも一案です。

お小遣い制ではなく、貯蓄後のお金を各自自由に使える仕組み。その場合は、あえて毎月多めに貯蓄すると使えるお金が減り、優先順位の高いものから買って、ムダ遣いが自然に減るはずです。収入が高めなので、貯蓄をそれぞれ月1~2万円以上増やしてみては?

「共通のクレジットカードをつくり、その中で食費と日用品をやりくりすべき?」とのことで、それも一つの方法ですね! 今回のご家庭の場合は、その予算をまず月8万円で試してみては? 様子を見て、増減するといいでしょう。 また、子どもの教育費(大学からの費用)として、すでに貯めているお金にプラスして、子ども1人月5000円ずつなどを専用口座に貯めていけるといいですね。大学までまだまだ長い時間があるので、NISAの「つみたて投資枠」で投資信託を積み立てて、運用していくのも選択肢です。

「パパとお金の話をしたくても、自分にお金の知識がなく、話が続かない」というママ。時間に余裕ができたら、初心者向けのお金の本を1、2冊読んでみましょう。知識が少しつけば、家族で話がしやすくなるだけでなく、詐欺にあったり失敗したりということも防げて、いいことづくめですよ。

西山 美紀さん
ライター、FP(ファイナンシャルプランナー)。All About貯蓄ガイド。男の子と女の子、2児のママ。『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)のほか、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる! お金の増やし方』(主婦の友社)も好評発売中!
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